朝食は、ジュースとコーヒー、それにフルーツから始まる。朝食はどうしますかと注文を聞くので、いつも通りFull English Breakfastを頼む。
今日もランチを用意してくれていたので、これはサービスですかと聞くと、オーナーは、長い期間泊まっていただくので、無料ですとの返事だったので、思わずThank Youと答える。ついでに今日の天気を聞くと、今日は晴れとのだ。それなら、アンブルサイドをベースにハイキングに行くことにしよう。
朝食後用意をしてB&Bを出る。まずは郵便局でトラヴェラーズチェックをポンドにキャッシングする。1パーセント以下だが手数料を取られる。確かに安全性はあるであろうが、トラヴェラーズチェックを作るときとキャッシングするときの2度手数料を取られるので、トラヴェラーズチェックは、これからは要らなくなるであろう。
郵便局はインフォメーションセンターも兼ねている。1時間から2時間ぐらいのハイキングコースが乗っているマップがないかと聞くと、2ポンドで5コースのマップを売っていたので買う。
その中から、2時間ほどで見晴らしの得られるコースを選ぶ。問題はハイキングの入り口がわかりにくいことだ。サンドイッチ屋さんで水を買って聞くと、女性の店員が知らないといい、ほかの女性が出てきた。その道なら向かいですという。向かいに細い道路があり、そこが歩き始めの道だ。歩き始める道を間違えたら話にならないのは、イギリスも日本も同じだ。
歩き始めるとすぐにうっそうとした森になり、左側は美しい川が流れている。しばらく行くと滝が出てきた。そこを超えると、広々とした牧草地に出てきた。小さな小川を渡ると下りになる。
少し下ってきてから、また登りだ。登り始めるといい天気になってきた。High Sweden Bridgeまでいくことになっている。上から男女のペアが降りてきたので、この道でいいですねと聞くと、そうです、あと半マイルで着きますとの返事だった。
ところが、それがなかなか着かないので、閉口した。少し開けたところに来たので、昼食とする。
昼食後しばらく行くと、やっとHigh Sweden Bridgeに着いた。そこからは360度さえぎるもののない眺めで、すばらしい。
休憩していると、黒犬がノンリードで初老の男性と一緒に登ってきた。挨拶をして犬の種類を聞くとラブラドールとの返事。そういえばそうだ。
橋を渡ってしばらく行くと、下りになる。
そこからのウインダミア湖の眺めはすばらしい。アンブルサイドの真ん中にある教会がよく見える。それからずっとその美しい眺めを見ながら、広々とした牧草地を下っていく。羊がのんびりと草を食んでいる。なんともいえない爽快な気持ちだ。
それからしばらくすると、民家のあるところに降りてきた。この柵がフットパスの出口だ。ちょうどそのとき、小雨が降りだしてきて、今日のハイキングを無事に終えることができた。