フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

蕎麦、温泉、清酒

2010-07-29 | グルメ・クッキング

外気温16度、室温22度、湿度60%。
天気予報通り、今日は雨になった。非常に涼しい。室内の湿度はあまり上がっていない。
今日一日雨となると、庭仕事はできない。思えば、夏になってこれだけの雨に出会ったのはこれが初めてだ。

今日は、八ヶ岳でこれまで行っていないところを訪ねてみよう。

イギリス旅行中にたまたまB&Bで一緒になった方が、私たちと清里の同じペンションを使っていたということがあった。ペンションの名は「ミュー」といい、料理と風呂と庭がいいので人気のペンションだ。まずは「ミュー」のオーナーに久しぶりに会いに行くことにする。


ダイニングには、立派な3メートルほどの一枚板のテーブルが置かれていた。最近新調したという。(写真なし)

私たちがイギリスに行っている時、丁度イタリアを訪ねていたということから、外国旅行の話になった。スペインやメキシコなど色々の国に行かれていて参考になった。やはり、元気なうちは、外国旅行だ。

その後、手入れの行き届いた庭を見せていただいた。アオハダの木には小さな実が付いていた。やはり雌木はこうなるのだ。アダージョの森にはアオハダはいたるところに茂っているが、これまで、実を付けている木には出会っていない。

昼食は、蕎麦を食べたかったので、富士見の「丸甚」に電話を入れるが、返事がない。木曜は閉店なのかな。それでは小渕沢の「利俊」に行くことにしよう。「利俊」は初めてだ。

店はあまり大きくなく、店の真中に、電動石臼が置かれていた。私は、もりそばの大もり(240g1000円)、妻はおろしぶっかけ(950円)を注文する。蕎麦は、青白くて細く、歯ごたえがいい。香りは少し弱かった。出汁はすっきりしているが、カツオ味が弱い。私の大もりと大もりではないおろしぶっかけとが、蕎麦の量がほとんど違わない様な気がした。

昼食後は、「カナディアンファーム」を訪ねる。話には聞いていたが、一種独特の野性的雰囲気が漂っている。ハセヤンが廃材を集めて作ったユニークな建物群。レストランだけではなく、宿泊棟もある。真ん中の大きな吾妻屋では、ベリーダンスのワークショップをやっていた。何か独立大国のようで、若い従業員が沢山働いている。
昼食を食べた後だったので、コーヒーを注文したが、これは全く駄目だった。

その後、白州フォッサマグナの湯へ行く。ここは、社会福祉施設との合築だ。施設は少し老朽化していて北杜市の公営温泉としては、規模が一番小さいかな。壁一面にフォッサマグナの湯がいかに優れているか、書かれているが分かりにくい。要は、浅いところから湧出している湯と地下600メートルから湧出している湯との、2種の源泉があり、アルカリ分が多いということのようだ。それでも泉温泉のように、肌がすべすべするということはなかった。露天風呂、サウナ、水風呂と入る。水風呂が温い。
年配の人たちが、ゆったりと湯に浸かっていた。ここの湯に浸ると長生きができるのかな。

白州道の駅に寄る。ものは大分売り切れていて、残っていた1個100円のキャベツを買う。隣のスーパーへ行くと店先で「ハネ桃」13個1000円で売っていた。

長坂に戻る途中で「台ヶ原宿」の「七賢」に寄る。店の奥に行くと、何やら古めかしいオブジェクトがあった。せっかくなので「竹林の七賢」の一人「阮籍」を買う。

今夜は、しばらく食べていなかったお好み焼きを焼いた。たっぷりのソースに、マヨネーズをかけ、水溶きからしを合わせる。青海苔と一味も利かせよう。


 


その後は、「阮籍」をちびちび飲る。地元白州米を使った酒で、吟醸ではない素朴な味だ。3世紀の中国魏の時代に、俗世間を離れ山間に住み、酒を飲みながら、世相を論断した「七賢」の第一人者、阮籍を偲ぼう。