フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

ポール・スミザーさんが手がけた萌木の村の庭作り

2013-06-20 | 日記

 今年の春から、清里の「萌木の村」の庭づくりが、ポール・スミザーさんの指導によってはじまった。
「花を追い求めない」という基本コンセプトで、今までの日本における「イングリッシュ・ガーデン」ブームに一石を投じたポール・ズミザー。
ポールさんとは、この4月に「オープンガーデンオブ信州」の10周年総会でお会いし、庭づくりについて少しお話をさせていただいたという経緯もあり、今後、どんな庭づくりが「萌木の村」で進んでいくのか興味深い。

今日は生憎の雨だが、庭作りの現況を少し拝見してみることにした。

「萌木の村」に入ると、ヤマボウシが美しく咲いている。

只今「造園中」との掲示がされていた。

rockの方から入って右側に、伐採した樹木を削った材木で、パーゴラが建設されている。ここは、傾斜面で花が植えられていたところだったかな。

左手には「滝見の丘」に続く道に塔が建っていた。そのあたりは、赤松が生えていたところだが、かなりの木が伐採されていて見通し良くなっている。

一番驚いたのは、緑の芝生のあったところにチップが撒かれていて一面茶色になっていることだ。

ポールさん曰く「何時の頃からか日本人はイギリスのガーデニングブームにあこがれ、日本の土地に合わない庭づくりをするようになってしまったのです」「これからこの場所には、もともと清里の地にあった山野草を植えていく予定です」。
「あと5年はかかる」とのことだが、はたして、これからどんな庭づくりが進んでいくのか、楽しみである。

ブルーの花が好きなので、花壇に植えられていたこの花、何という名前の花なのか気になる。