フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

海の京都 伊根の舟屋を訪ねる

2017-04-16 | 旅行

古くからの友人が、京都丹後伊根町の実家にUターンした。かねてから一度遊びに来てくださいと声をかけられていたが、なかなか、日程が決まらなかったが、今般ようやく日程が合って、寄せていただくことになった。

伊根町は丹後半島の北東にある小さな町だが、「舟屋の風景」で有名である。「舟屋」というのは、2階建てになっていていて、1階は海=湾内に向けた船のガレージにになっていて、2階で人々が暮らしていた。その舟屋が、200軒ほど残っている姿が珍しく、現在「伊根浦伝統的建造物群保存地区」に指定されている。(舟屋と道路を隔てて母屋があり、現在ではほとんどが母屋で生活している)

京都縦貫自動車道 「与謝天橋立」ICで降りて、北の方へ走る。昼時になったので海産物の土産物屋さん「瑞松苑」で「海鮮丼」を食べる。(1200円)さすがネタは新しく、美味しかった。


付近の海は、透明度が高い。普段、山暮らしをしていると海を見ると何とも嬉しいものだ。


14時を過ぎたころ、Kさん宅に到着した。


彼の家は、近いうちに「伊根浦伝統的建造物群保存地区」の規定に基づき、大規模改修されるとのことである。
その後、伊根浦を回遊する遊覧船に乗船した。


観光客が投げる「カッパえびせん」を目当てに、船の周りにはカモメやトビが群がってきた。

伊根浦湾の舟屋を眺める。この独特の風景は、ここでしか見られないものだ。


遊覧船から湾内の景色を見た後、船を下車して、今度はKさんの車で伊根町の観光施設を案内していただく。
道の駅 「舟屋の里」からの伊根浦の眺めは、実に美しい。


その後は、このほどオープンした「舟屋日和」のcafeに行く。冷たい飲み物を飲みながら海をじっと眺める。


夜は、採れたての鯛やカワハギなどの刺身、煮魚、フキの煮物やウドの天ぷらなどに舌鼓を打った。
地酒 大吟醸「玉川」は磨き上げられた滑らかな舌触りは申し分ない。


最後の棲み家を小さな町に定めたご夫婦の抱負を聞かせてもらっていたら、時の経つのも忘れてしまった。