いつしか、アダージョの森もオミナエシが満開になってきた。
オミナエシは、秋の七草のひとつであり、万葉の昔から愛好されてきた花だ。
女郎花(オミナエシ)、尾花(ススキ)、桔梗(キキョウ)、撫子(ナデシコ)、藤袴(フジバカマ)、葛(クズ)、萩(ハギ)この中では、やはりクズだけはどうも好きになれないな。
花の上の線が横に真っすぐになるという咲き方が面白い。
最初に一株買ってきて庭に植えたものが、今では庭のあちらこちらに飛んだ種から花が咲いている。
「女郎」は若く美しい女性という意味で使われてきた、と言われている。
オミナエシは秋になって咲く花ではなく、秋の訪れを告げる花として咲いている。
オミナエシ(女郎花 )
オミナエシ科 オミナエシ属
学名:Patrinia scabiosifolia
別名:チメグサ、敗醤(はいしょう)
分布 中国、東シベリア、沖縄を除く日本全土