フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

沢山の人に楽しんでいいただいたオープンガーデン

2014-06-21 | ガーデニング

いよいよ、「2014オープンガーデン」の日がやってきた。梅雨の間は天候が気になるが、幸いにも雨にはならなかった。

庭を訪問してくださるのは、「オープンガーデン・オブ・信州」のみなさん方28名。
今日は、「アダージョの森」「貸別荘 野わけ」「カントリーイン ファーストトレイン」それに「萌木の村」を、順に巡ることになっている。

「アダージョの森」が1番バッターだ。一行は予定時間の午前10時より少し早く、エントランスガーデンに到着した。皆さんに、「アダージョの森map」「アダージョの森植物リスト(樹木115種、山野草104種、草花園芸種91種)」を手渡し、それを見ていただきながら庭を案内する。

まずは、コアジサイがあたりに仄かな香りが漂っているので、コアジサイの香りを嗅いでいただく。

続いて、道に沿ってクロモジが生えているので、枝を切り、和菓子の爪楊枝「くろもじ」の説明をする。

中央の庭(Tomorrow Gardenと呼んでいる)に出る。

ブルーベルさんに作っていただいたハンギング・バスケットは大好評だった。

その後、炉の横に集合していただいて、記念撮影をする。

山野草花壇を東に抜け、Silent Gardenに入る。

ここからは薄暗い森の中だ。足元にはマイヅルソウとチゴユリの群落が広がっている。

そこを北側に進み井戸の付近で西側に回ると、早春にカタクリが咲いているシラカバ林に出てくる。

そこから、南側、Harmony Gardenに進む。

右手に「ホタルの庭」があるので説明する。

地元の方たちが蛍を育てておられて、6月の終わりから7月10日ぐらいの間、界隈はホタルが乱舞する。ここから蛍を楽しむことができる。

Harmony Gardenには、ニッコウキスゲやクラリーセージなど夏に向けてだいぶ花々が育ってきた。そこから、農業用水管理道路(「せせらぎの道」と呼んでいる)
に沿って、クマシデ、ヒトリシズカ、ムラサキシキブ、などの説明をしながら歩くと、エントランスガーデンに戻ってきた。丁度30分ほどだった。

そこで、ご挨拶をして皆さんをお送りした。


「オープンガーデン・オブ・信州」のみなさん、初めてのオープンガーデンのため、何かと不行き届きはあったこと、ご容赦ください。
本日は、アダージョの森にお越しいただき大変ありがとうございました。


オープンガーデンに向けた準備が進む

2014-06-19 | ガーデニング

6月21日(土)「オープンガーデン・オブ・信州」の皆さん方がアダージョの森に来られる。オープンガーデンの日が近づいてきた。

私たちが、準備を進めていると聞いて「何かお手伝いしましょうか」といって、TMTMさんご夫婦がやってきてくれた。

まずは、アダージョの森をご案内する。


花壇に設置した花の名札。


Kitahoさんが作ってくれた標識。

 

伐採した樹木の枝が嵩張ってきたので、それを炉で燃やす。


その後、草抜きなどを手伝ってくれた。作業を終えてから、アフタヌーンティーを楽しむ。TMTMさんの奥さん手作りのバナナ入りパウンドケーキが甘くて、柔らかかった。

アダージョの森には、コアジサイのさわやかな香りが漂っている。


 


森の中、仄かな香りを放つコアジサイが満開になってきた

2014-06-17 | 日記

今日の八ヶ岳は青空に雲のヴェールがかかったような空模様だ。

庭作業にはもってこいなので、さっそく草刈ををやろう。今日は、南側 Harmony Gardenの下草を刈った。

アダージョの森は、コアジサイが満開になってきて、あたりには、さわやかな香りが漂っている。

薄青色を帯びるコアジサイは、どこまでも清楚で控えめだ。

アダージョの森の至るところにコアジサイが咲いている。

せせらぎの道はコアジサイの道になった。

コアジサイとマムシソウの競演

北側、白樺林に咲くコアジサイ


今日、94歳の母の介護にあたっていた妻が、大阪から八ヶ岳に戻ってきた。


八ヶ岳に青空が戻ってきた

2014-06-15 | ガーデニング

長い梅雨空が晴れて、今朝はびっくりするほどの晴天になった。

何が知らせたのか、5時前に目覚め、早速、山々の写真を撮る。
満月が少し過ぎた月が空に残っていた。南アルプスの堂々たる山並みが美しい。北岳は何とも言えず奥ゆかし。


翻って、八ヶ岳は、今日も泰然の麓の暮らしを見守ってくれている。

今日は、気になっていた草刈をする。アダージョの森の西から南にかけて「せせらぎ」(農業用水のことを、そう呼んでいる)が流れていて、それにそって「せせらぎの道」があるが、そこの草を刈った。

それが終わると、畑の土手の草刈りだ。しばらく放っておいたので、草の量も半端ではない。しかも、草刈機にガタがきて、振動が大きくなり手が痺れるので困る。


ジャガイモは4畝がどんどん育ってきている。ズッキーニの花が大きくなってきた。

Kitahoさんにいただいたスクナカボチャは、しっかりと根付いてくれた。


土手のアヤメが涼しげな彩を添えてくれている。


サッカーワールドカップ第1戦、コートジボワールに逆転負けを喫した。恐るべきドログバ。

 


原種バラの庭を訪ねる (庭探訪 Kitahoさん宅)

2014-06-12 | 庭探訪

今日は、長坂のKitahoさんの庭を訪ねた。雨は降っていないものの、雲が多い空模様だ。天気が良ければ、目の前にどーんと甲斐駒ヶ岳が迫ってくるのだが、残念ながら見ることができない。

まずは庭を案内していただいた。Kitahoさんの庭は原種バラを中心に、山野草や樹木もある多彩な庭だ。
甲斐駒ヶ岳を望む南側のきれいに芝生が張られた庭には、バラ、カラフルなトリトマ、ゲラニウムなどが咲いている。

案内されているときにバラの名前を聞いたのだが、なかなか覚えられなかった。いずれも原種バラらしく、ごてごてとした感じはなく清楚な平咲きが多い。

山野草花壇では、ヤブレガサが見事に成長し、今年は花芽をつけていた。
Kitahoさんに話を聞くと、一番大事なのは土づくり。粘土質の土壌に鹿沼土や腐葉土をたっぷりと鋤きこみ、保水性と通気性が豊かな土壌になってきた。
それに、うっすらと糠を撒き、土壌菌を育てると活力のある土ができるとのこと。

庭の西側には大きなバラの棚がしつらえられていて、「キフツゲート」が見事に房状の花をつけていた。

庭を案内していただきながらいろんなことを話しているとあっという間に2時間ほどたってしまった。午後1時を回ったので、お昼でも行きましょうかということになり、
白州の「くぼ田」という蕎麦屋さんに連れて行っていただいた。

店内は古民家を改築した懐かしい佇まいだ。天盛りの二八そばを注文した。待つことしばし、出されてきた蕎麦は、上品さが漂っている。
口に入れると程よい腰の強さと蕎麦の旨みがある。天ぷらは、アツアツですっきりしていて申し分なしだ。

おいしいと言われる蕎麦屋に行くと、とかく量がいまいち少ないために不満足感な気分になることがあるが、この「くぼ田」はそんなことはなかった。
店の奥に大きなすりこ木が飾られていた。
そこに「身をけずり人につくさんすりこぎの
 その味くれた人ぞ尊し」(道元禅師)とあった。

この気持ちで蕎麦を打たれているのであろう。昨今流行っている「おもてなし」の心は、ここにある。

蕎麦で腹ごしらえをしてから、またKitaho宅に帰ってきた。畑で大きく育っている「スクナカボチャ」やバジルの苗、すらりとした立ち姿が美しいバーバスカムなどの苗を掘り起こしていただく。
それに、6月21日に予定している「オープンガーデン」のためにわざわざ、檜の標識を5本作ってくれていたので、それを車に積み込んだ。

その後、きりっと冷えたブラックミントの「ハーブティー」を出していただいたが、ミントの香りがよく効いて、一汗かいた後には実にさわやかな飲み物だった。
話し込んでいるうちに、4時を回ってしまったので、少し慌ててお暇した。