フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

夏の八ヶ岳雑木林の花たち フェスツカ・グラウカ

2018-08-21 | アダージョの森

庭の色んな所に植えているフェスツカ・グラウカの青みのある銀白色の姿が美しい。

耐寒性があるというものの、やはり冬の寒さにダメージを受けて、青い葉がかなり枯れてしまう。

春から夏にかけは、新葉が展開し、株全体も青く美しくなる。

フェスツカ・グラウカ

イネ科  ウシノケグサ属
学名:Festuca glauca
その他の名前:フェスツカ、ブルーフェスク、ギンシンソウ、シルバーグラス、青ヒゲなど

フェスツカ・グラウカを育てていて気が付いたのだが、意外と強健であることだ。今まで枯れたことがない。

それと、種が飛んで近くに小さな苗ができるということだ。小さな苗が、毎年少しずつ葉の数を増やし、「針山」の塊が大きくなる。

最初は花壇の中に植えていたのだが、株が大きくなるので、西側のヤマボウシの下に移植した。


夏の八ヶ岳雑木林の花たち フシグロセンノウ

2018-08-20 | アダージョの森

庭のあちらこちらに朱赤色のフシグロセンノウが咲いている。色鮮やかなので夏の緑の花壇の中ではよく目立つ。

ヤブカンゾウ、やオニユリと同色の系統だ。

 

フシグロセンノウ(節黒仙翁)

ナデシコ科 センノウ属
学名:Lychnis miqueliana 


茎の節が黒褐色になるのが特徴だ。背丈が伸びてくると、ともすれば倒れてしまいやすいので支えをつける。


日本の固有種で本州・四国・九州の山地の林下などに自生する。
 

 

夏の八ヶ岳雑木林の花たち シュロソウ

2018-08-19 | アダージョの森
 森をぐるっと取り囲むように、疎水が流れていて、気持ちの良い水音を立てている。
これを私たち「せせらぎ」と呼んでいる。
 
このせせらぎの側に、パッと見では見過ごしてしまうシュロソウが咲いている。

  
 
 シュロソウの葉の根本の葉柄(さや状に葉を包んでいた柄)が腐り、樹木のシュロ(棕櫚)の幹の周りに付く毛のような皮に似ていることから、シュロソウと名付けられたとか
葉はシランのように広い。

シックな茶色で、小さな花がたくさんついている。
 
 
  シュロソウ(棕櫚草)
 ユリ科  シュロソウ属
 学名:Veratum nigrum

これが有毒植物というから驚いてしまう。
 

特定外来生物 オオハンゴンソウを処分する

2018-08-18 | アダージョの森

南側ガーデンの西側入口に黄色花が咲いているので、アレーいつの間にルドベキアが飛んできたんだろうと思っていたら、これが大変な間違いだった。

ルドベキアはルドベキアでも「タカオ」などではなく、「ラシニアータ」だ。

この和名が「オオハンゴンソウ」

去年咲いていなかったのに、今年突然、我が家の庭に特定外来生物「オオハンゴンソウ」の花が咲いた、ということだ。しかも、2株も咲いているのが不気味だ。

 

オオハンゴンソウ

学名:Rudbeckia laciniata

キク科 オオハンゴンソウ属

原産地 北米

日本へは明治中期に観賞用として導入され、1955年には野生化した。今では北海道から沖縄県まで日本全国に定着している

(茎と葉の形)

 

 (Wikiより)
 
特定外来生物
 
 現在では外来生物法により特定外来生物(第二次指定種)に指定されており、許可なく栽培・保管・運搬・輸入・譲渡を行うことは禁止されている。特に北日本や中部日本の高地で広く繁殖が確認されており、在来植物の生態系に影響を及ぼす恐れがある。そのため、日光国立公園戦場ヶ原など全国各地で駆除作業が行われている。しかし、オオハンゴンソウは単純に刈り取るだけでは根絶は難しく、スコップなどで根ごと引き抜き、抜き取った根は焼却処分する必要がある。
 
と言う訳で、オオハンゴンソウを掘りあげ、燃えるごみとして焼却処分した。

夏の八ヶ岳雑木林の花たち リグラリア

2018-08-17 | アダージョの森

シャドーガーデンにリグラリアが咲いた。チョコレート色の葉と橙がかった黄色との対比が美しい。

これは、「ブリットマリークロウフォード」という品種。

リグラリア

■ キク科  宿根草(耐寒性多年草)冬期落葉種
■ 学 名 : Ligularia dentata 'Brit-Mrie Crawford'
 


 

日本に広く自生するマルバタケブキの銅葉選抜種で、丈夫で日本の気候に合っている花だ。

少し株が大きくなったかなという感じだが、ほとんど増えていないな。

今日の夕方、南アルプスの稜線を全面に染める夕焼けが見事だった。