今春3月、83歳にて永久の眠りについた大変御世話になりました大切な従兄に御礼の気持ちを短歌に寄せて供えさせていただきました。 合掌
図書館にて「平和へのメッセージ」の我が歌を読みしと従兄声つまらする
上記の本は 「戦後60年記念誌」 として、千葉県が発刊したものです。(2006年4/11UP)
私は千葉市遺族会として 「語り継ぐ戦中・戦後の思い」 の貴重な紙面を拝借して「戦後60年を迎えて 両親への想い」 を文章と短歌で綴り、投稿いたしました。
非売品として図書館などの公共施設に配布されておりますことを伺いました。
退きてより日課のごとく図書館に通ひてをりき静けさ求めて
その時にはすでに図書館にて読んでいただいておりました事に感動をおぼえて詠みました。
やがて図書館通いもままならず闘病生活を余儀なくされました。
その時からお別れの日までを詠ませていただき生涯忘れることの無い大切な思い出にしたいと思っております。
枕辺に届きし文を手にするもつひには妻に託してをりき
祭壇の花に埋もるるわが従兄父知りをりし人またも逝く
事あれば集まりをりし親族ら姪甥含めて長き弔問
スクリーンに映し出されし在りし日の一つは校長室にてのもの
若き日の笑顔おさまる写真集新入生と桜の下に
父偲ぶ文字を墓石に書きくれし従兄よちちの語り部の逝く
父無しを不憫と常に言の葉に励まし呉れきけふの寂しき