千葉実年大学校 歴史倶楽部 平成21年度 6月度定例会
わが国最初の実測日本地図を作り上げた伊能忠敬を佐原に訪ねて!
6月定例会は 茨城県潮来市、前川あやめ園、鹿島市、鹿島神宮、千葉県香取市 香取神宮 さらに、わが国初の実測日本地図を作った伊能忠敬の菩提寺 観福寺 等を訪ねます。
鹿島神宮と言えば日本全国に600社ある鹿島神社の総本社で、祭神は武甕槌大神 (たけみかづちのおおかみ)で武芸の神として有名です。
香取神宮は古くから国家守護の神として明神大社として、下総国の一の宮です。また 「北総の小江戸」 とも言われる 佐原の町並み を巡り、鑑賞する旅です。
上記のご案内に100名程の会員が参加を希望されましたが、食事の会場の都合で2回に分けて実施される事になりました。
私は、前半の日程に参加をさせていただきました。
天気予報では終日 マーク に覚悟の旅 でしたが、幸にも の女神が微笑んでくれました。
旅の終わりに 小 に見舞われた程度に一同安堵の楽しい旅を過ごすことが出来ました。
1.開 催 日 : 6月5日 (金) ~ 小
: 6月7日 (日)
2.集合時間 : JR千葉駅 NTT前 7時20分
3.参加人数 : 5日 49名
: 7日 38名
【行 程】
NTT前 7:30→ 前川あやめ園 → 鹿島神宮 → 昼食 吉庭 → 香取神宮 → 観福寺 → 佐原の町並み見学 (伊能忠敬記念館他)
前川あやめ園 (茨城県潮来市)
潮来市営あやめ園は、全部で35,843㎡あり、その中で中心的なのが昭和51年4月開園の前川あやめ園です。
園内には、何種類ものあやめ(花菖蒲)が植えられており、見頃を迎えると一面に咲き誇ります。一番の見頃は例年6月10日頃です。
また 「潮来笠記念碑」 や 「潮来花嫁さん記念碑」 が設置されており、そこでは歌手の橋幸夫さんの 「潮来笠」 や花村菊江さんの 「潮来花嫁さん」 の曲を聴くことができます。
鹿島神宮 (茨城県潮来市)
鹿島神宮は、常陸国一宮で、旧社格は官幣大社であり、日本全国に約600社ある鹿島神社の総本社です。
楼 門 (重要文化財) 御朱印
本殿 (重要文化財) 奥宮に向かう参道
要 石 奥 宮 (重要文化財)
鹿 さざれ石
要 石 (HPより)
常陸(茨城県)鹿島神宮の要石の伝説によれば昔その地方にしばしば地震があり、それは地下に大鯰がいてあばれるからだと云うので、
鹿島の神々達が相談の上大きな石の棒(石剣)で鯰の頭を釘刺してしとめました。
それが即ち要石で地震の際にはこの要石は殊の外大いに揺れるが どうしても抜くことが出来ないと云われて来ました。
鹿島神宮の鹿 (HPより)
鹿島神宮には鹿園があり、神の使いとして親しまれている30数頭の日本鹿が飼われている。
鹿園の説明書き等によると、鹿の神である天迦久神(あめのかくのかみ)が天照大御神の命令を武甕槌大神の所へ伝えにきたことに由来し、鹿島神宮では鹿が使いとされている。
また、藤原氏による春日大社の創建に際して、767年(神護景雲元年)に、白い神鹿の背に分霊を乗せ多くの鹿を引き連れて1年かけて奈良まで行ったとされている。
昼食 吉 庭 (きってい) (千葉県香取市)
80年前の邸宅を改装したレストラン。800坪もの美しい庭園を愛でながら美味しいお料理を戴き、会員相互の親睦を深めました。
香取神宮 (千葉県香取市)
香取神宮は古くから国家鎮護の神として、皇室のご崇敬最も篤く、下総国の一宮です。
総門下石鳥居 楼 門 (重要文化財)
「夏越の祓」 6月30日午後3時より 奥が拝殿、手前が本殿 (重要文化財)
香取神宮の御朱印 多くの灯籠が奉納されている参道
観福寺 (千葉県香取市)
訪ふ人の絶ゆるなきとふ忠敬の墓前に二たば新しき供花 嘉子
真言宗豊山派の古刹。本堂・庫裏・不動堂・毘沙門堂・薬師堂・参籠堂など堂々とした構えであり、関東三代厄除大師の一つに数えられています。
守護仏は聖観世音菩薩で、弘法大師が布教の折りにお泊まりになった為お堂を建てた(890年)のが起こりと伝えられております。
観福寺は、中世には鎌倉幕府の有力御家人であった千葉氏の祈願所として栄え、近世には伊能家の厚い尊崇を受けた。
本堂は江戸後期の再建だが、大きく立派なお堂で、この寺院の繁栄の歴史を感じさせる。
観福寺の懸仏は、もとは香取神宮におさめられていたものである。
それが近代初頭の神仏分離の際に廃棄されるようにして神社から出た。一時は埋められていたともいうが、篤志家によってこの観福寺に収蔵されることになりました事伺いました。
収蔵庫内には、測量図(琵琶湖周辺のもの)など、伊能忠敬関係資料も展示されている。伊能忠敬と伊能家一族の菩提寺でもある。
佐原の名門 伊能忠敬 の墓所には、その偉業を偲び今も訪れる人が絶えないと伺いました。