千葉実年大学校 歴史倶楽部 平成22年 2月度定例会
「開催のご案内」
東京に唯一残り、庶民の足として今も利用されている 「都電 ・ 荒川線」 周辺を訪ねます。
「都電 ・ 荒川線」 は営業距離は全長 12.2km 、一日平均乗車人数は 53,000名(平成18年度末現在) です。
「都電 ・ 荒川線」 沿線の見所は多く、今回は 「大塚駅前」 から 「早稲田」 迄の区間の周辺、 造幣局 ・ 雑司ヶ谷鬼子母神 ・ 早稲田大学 等を訪ねます。
上記のご案内に3日間にわたって開催されました楽しい旅に多くの会員が参加されました。
私は に恵まれました3月5日(金)多くの皆様と楽しくご一緒させて戴きました。
早稲田大学 (は広報誌より) を訪問して 3月5日(金) 参加者 60名の皆様
大隈 重信像
代々の学生たちに 「老候」 と呼ばれ親しまれてきた大隈重信。
構内中央広場に建つ朝倉文夫作の銅像。式帽をかぶり、長いガウンに蝶ネクタイ、右手に杖を持って大隈講堂と対峙している。
詳しくは 千葉実年大学校HP ~ サークル活動 ~ 歴史倶楽部 をご覧下さい。
http://www4.ocn.ne.jp/~zitudai/
1.開 催 日 2月度定例会ですが、訪問先の都合に合わせ、3月上旬に設定されました。
3月1日(月) 気温13度 参加者31名
3月2日(火) 気温 7度 参加者39名
3月5日(金) 気温20度 参加者60名 延べ130名が参加されました。
2.集 合 場 所 JR 大塚駅改札口前広場
3.集 合 時 間 9時20分
4.訪 問 先 等
(1)独立行政法人 造幣局 東京支局 (都電・向原駅 5分)
私の100円玉のしんだん書
造幣事業紹介ビデオ上映後、説明を頂きながら下記を見学。
・造幣東京博物館見学 (貨幣・勲章製造工程、貨幣・勲章などの展示)
・工場見学 (勲章・プルーフ貨幣製造工程)
※紙幣は製造していない (紙幣は国立印刷局)
(2)昼 食 : サンシャインシティ・プリンスホテル (造幣局から10分)
とても美味しいLunch Buffet を楽しみました。
(3)雑司ヶ谷鬼子母神堂 (都電・鬼子母神前 5分)
ケヤキ並木 境 内
都電荒川線「鬼子母神前」駅からの参道にあるケヤキ並木、古いもので樹齢400年。
東京都の天然記念物に指定。現在は4本を残すのみ、新しく植樹もされていて、並木道の景観を残しています。
江戸時代から信仰が続いていて、子授け、安産のご利益があると知られている。
ここの鬼子母神の 「鬼」 という字はツノを取った文字 を使用している、というのも特徴的。
鬼子母神像は、鬼形ではなく、羽衣・櫻洛をつけ、吉祥果を持ち幼児を抱いた菩薩形の美しいお姿をしているので、とくに角(つの)のつかない 文字を用いて尊称としているそうです。
大 銀 杏
大銀杏は鬼子母神堂境内のご神木。東京都指定天然記念物。
大銀杏は子育て銀杏と呼ばれ、高さ約33m、幹の周囲は約8m、樹齢600年という神木、雄株の公孫樹(いちょう)です。
(イ)駄菓子屋 「上川口屋」
お元気な13代目 13代目を囲んで記念
境内にある1781年創業。天明元年の創業以来230年近く続く老舗の駄菓子屋。
現在の店主さんは13代目古びた佇まいにガラスの入れ物が何とも懐かしい。
おススメ駄菓子はきな粉餅とココナッツラスク、あとラムネ等々・・・
10円、20円で購入できる駄菓子に お孫さん達への にひととき楽しみました。
(ロ)郷土玩具 「すすきみみずく」
[由来]
昔、貧しさゆえに病気の母親の薬を買えなかった娘が鬼子母神に祈ったところ、夢の中に鬼子母神が現れて 「ススキの穂でみみずくを作り、それを売って薬代にしなさい」 と告げた。
娘がその通りにしたところ、みみずくは飛ぶように売れ、そのおかげで薬を買うことが出来たという。
19世紀前半から伝わると言われているすすきの穂で作られた野趣味豊かで愛らしい郷土玩具。玄関などに飾って魔除けに効果があると言われています。
(4)金乗院 目白不動 (都電・学習院下 約4分)
金乗院山門 目白不動
五色不動のひとつとして信仰を集めた。
江戸五色不動は徳川家光が天海僧正の建言により江戸府内から5箇所の不動尊を選び、天下太平を祈願したことに由来する。
戦災で焼失し現在は金乗院に移されている。
五色不動 目白不動 ー 金乗院(高 田) ・ 目黒不動 ー 瀧泉寺(下目黒)
目赤不動 ー 南石寺 (本駒込) ・ 目青不動 ー 教学院 (太子堂)
目黄不動 ー 永久寺 (三ノ輪) ・ 目黄不動 ー 最勝寺 (平 井)
(5)南 蔵 院 (目白不動から 3分)
山門の前で説明を聞く
この地は 「牡丹灯籠」 や 「真景累ヶ淵」 などの口述筆記で、二葉亭四迷 (1864~1909) らの言文一致運動に影響を与えた 落語家 ・ 初代三遊亭円朝 (1839~1900) の代表作の一つ
「怪談・乳房榎」 の舞台となった寺としても知られている。
本堂は一般公開されていない。又、墓地も入場禁止となっている。
(6)高田氷川神社 (南蔵院の隣)
江戸時代の下高田村 (現 ・ 豊島区高田、目白、雑司ヶ谷および文京区目白台) の鎮守で、素戔鳴尊(すさのおのみこと)・奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)
・ 大巳貴命(おおなむちのみこと) の3神を祀る。