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茨城県古河市及び結城市を訪ねる旅

2010年03月19日 20時57分33秒 | 千葉実年歴史倶楽部(友の会・同好会を含む)

               千葉実年大学校 歴史倶楽部 平成22年 3月度定例会
「開催のご案内」
 今年度最後の定例会は、茨城県古河市及び結城市を訪ねます。
 古河市は、江戸時代日光・奥州街道の要地として代々徳川譜代大名の老中格の大名が城主となり栄えた街です。
 街道の宿場町として栄え、又、優れた蘭学者がでました。
 古河出城跡に開館した 「古河歴史博物館 (別館・鷹見泉石記念館)」、「古河文学館」、「篆刻美術館」、「街角美術館」 及び小説家 「永井路子旧宅」 を訪ねます。
 尚、昼食会場 (古河文学館2階レストラン“唐草”) の都合上、募集人数は一日53名とします。

上記のご案内に2日間にわたって開催されました有意義な旅に多くの会員が参加されました。
予報では朝9時頃まで が残ると心配しました3月16日(火)幸にも4時過ぎには も上がり、温かな春の陽ざしを受けながら、大勢の皆様と楽しくご一緒させていただきました。
       
                         18日参加の皆様  古河文学館前で              
1.開 催 日 
  3月16日(火) 日中の気温18 度   参加者48名(の皆様とご一緒させて頂きました。)
  3月18日(木) 日中の気温 ? 度   参加者47名 延べ95名が参加されました。

2.集 合 場 所      JR 千葉駅NTT前   7時20分
            JR 津田沼駅前   7時50分
3.訪 問 先
【結城市】
(1)本場結城紬 “郷土館”
  
                             工房見学 展示の着物は300万円以上に
(2)酒蔵“武勇”
 
                                  昼食前の試飲に食前酒と皆さん  
【古河市】  
      江戸の世の街道に栄へし古河は今桃の木二千本に町興したり  嘉子

※「観光ボランタリーガイド」の皆様に市内の博物館・美術館など楽しいご案内をいただきました。
(1)古河歴史博物館及び鷹見泉石記念館見学
  室町時代以来の城下町として栄えた古河、その古河出城跡に平成2年に開館しました。
 古河の歴史紹介を中心に、文化遺産を展示しています。
 古河藩家老で蘭学者でもあった鷹見泉石の業績や、古河藩主の土井利位 (どいとしつら) が作成した 「雪華図説」 を展示しています。
 エントランスホールに展示されたストリートオルガンは、オランダ製の屋外用手回しオルガンで空気圧を利用して自動演奏する 楽しい楽器を見ることが出来ました。
 館員の説明を受け、ストリートオルガンの美しい音響とすばらしい音色に感動しました。
 
           古河歴史博物館                   ストリートオルガン

 
    鷹見泉石の晩年の住まいを公開した記念館             鷹見泉石記念館前の風景

(2)古河文学館   
       新装の文学館の棚うむる永井路子の『雲と風と』等々 嘉子

 茨城県内初の文学館が、平成10年に開館。
 大正ロマンの香りが漂う洋館で歴史小説の第一人者の永井路子、推理作家の小林久三、時代小説から現代小説まで幅広く活躍中の佐江衆一、詩人の 粒来哲蔵、粕谷栄市、山本十四尾、
 歌人の沖ななもをはじめとする、古河ゆかりの作家の作品や、児童文学史に大きな足跡を残した
絵雑誌「コドモノクニ」 の原画など、数々の貴重な資料が展示されています。

 
                                     建物についての説明
サロンに幻の名器が 

        竹針にて奏づるといふ蓄音機いかなる音かと耳傾くる  嘉子
      幻の蓄音機なれば緊張し春日の下に「パリ祭」を聴く  嘉子

イギリス蓄音器界の鬼才E.M.ジーンの手作りで、1930年頃に製作された貴重な名器と説明有り。竹針 を使用し、ラッパ部分は 紙製 とのことでした。
窓に射し込む午後の日差しの中で、見学前の一時、シャンソンに耳を傾けることができました素敵な時間を頂きました。

 
           幻の蓄音器                幻の蓄音器による「パリ祭」に耳を傾けて
文学館を後にして
 
       日光・奥州街道の要地として等々               敷石に雪の結晶が
雪の結晶

        敷石に雪の結晶刻まるを説明は二の次シャッターを押す  嘉子
      町中に雪の結晶刻まれり土井利位の研究称へて      嘉子

 文学館の後は「古河一小」の東側を北へと進み、雪華模様がちりばめられた歩道になっています。
 土井家11代藩主利位 (としつら) は、日本初の雪の結晶の研究者として知られていると説明有り。
 天保3年(1832)に「雪華図説」(古河歴史博物館に展示) を上梓。
 上下巻合わせて183種が収められているという。
 そして、この歩道は3種の雪華模様を組み合わせているものと。
 市内の小中学校の校章は、全て雪の結晶をアレンジしたものであるそうです。
 古河市を訪れると雪華は町のシンボル的存在で、繁華街の街路灯などあちこちで雪華を眼にする事が出来るそうです。
 昼食会場の古河文学館の2Fのレストラン 「唐草」 の看板の装飾にも雪華が描かれていました。

(3)篆刻美術館
 平成3年春に開館した日本で初めての篆刻専門の美術館です。
 旧城下町の石町通りに面して大正9年に建設された3階建て石倉を改修したものです。
 展示室も当時の雰囲気を残しています。
 館内には、古河出身の故生井子華の遺作をはじめ、中国、日本の歴史的作家の作品を常設展示してあります。
 また、本建物は平成10年10月に、国の登録有形文化財に指定されました。

 

(4)永井路子旧宅  

           保存せし永井路子の旧宅は古き商家のおもむき残す  嘉子 

                        
 

 
   上のの表札                      平成15年10月 古河文学館の別館として開館

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茨城県古河市及び結城市を訪ねる旅 ~続き~

2010年03月19日 20時00分00秒 | 千葉実年歴史倶楽部(友の会・同好会を含む)

(5)正定寺
  江戸時代初期、家康・秀忠・家光の三代に仕えた古河城主・土井利勝の開いた寺で、土井家歴代の墓所です。
  また、四代将軍家綱の母・お楽の方の墓、芭蕉塚など歴史的文化財に富んでいます。
  土井家の墓所は、東京浅草の誓願寺にありましたが、歴代七十余霊と共に昭和2年12月この正定寺に改葬されたものです。
  利勝は、家康の子であるといわれ、その由書がきざまれている石碑が本堂前にたっています。

 
            正定寺正門                   四代将軍家綱の母・お楽の方の供養塔

 
              赤 門                      黒 門 (古河市有形文化財)
黒門 はもと東京の本郷にあった旧古河藩主土井家の下屋敷の表門でありましたが、昭和8年に土井家の菩提樹である当正定寺に移築、寄進されました。

 
                                  第四代将軍生母 お楽の墓
(6)旧武家屋敷通り
  風格ある土塀の続く通りを散策しました。
  ここが有名な旧武家屋敷で、江戸時代の名残を今に伝えるスポットとして人気が高い。
  外観のみの見学に  でした。
           
(7)長谷観音
  古河城の鬼門を守る仏で、歴代古河城主の祈願所。
  本尊は木像十一面観世音像。
  鎌倉、大和の長谷寺とともに日本三大長谷の一つと言われています。 
   
に恵まれ、初めて「茨城県古河市及び結城市を訪ねる旅」に参加をさせて戴きましたが、とても静かな落ち着いた街並みに、又見学の施設も見事に管理され、充実した展示物に多くを
学ばせていただきました。

会長様を初め、役員の皆様、下見から、昼食会場の設定までいろいろとご尽力をいただいておりますことに心から御礼を申し上げます。
又、今年度役員を退任されます皆様、長い間有り難うございました。
続いて役員をお引き受け下さいました皆様、新たにお引き受け下さいました皆様、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
歴史倶楽部への参加は私の健康のバロメーターです。
に心掛け長く御一緒させて頂けますように  たいと思います。

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