独り居の充実ライフを求めて!

ご訪問を頂きまして有り難うございます

日本遺族通信 平成23年5月15日号の遺書と九段短歌

2011年05月21日 17時54分51秒 | 日本遺族通信


                   平成23年5月 靖国神社社頭に掲示された遺書 合掌
              
この度もお若いお方がご両親様を初めご家族の皆様に宛てた最後の 「絶筆」 をご紹介させていただき、心からのご冥福をお祈り申し上げたく存じます。合掌
拝啓、長い間御無沙汰許(ばか)り致し、誠に申し訳ありません。皆々様、何時も御元気の由、慶賀に堪へません。私も元気です。
愈々出撃です。長い25年間、本当に有難う御座居ました。私は悠久の大義に生きて行きます。
私の今まで詫間に於ける状況は私の教えた練習生が、今度大津空へ行きましたから、その練習生から聞いてください。
では、皆様いついつまでも元気にやって下さい。
父上、母上、幸子、智、榮子、千ちゃん、皆さんさようなら。         守

何故、こんなに悲しい過去があったのでしょうか。

戦争はまさに人災です。戦争責任者が憎いです。命在る限り許せません。
遺書に書かれております妹弟の皆様もご高齢と思われますが、御元気にお過ごしに成られますことをお祈り申し上げます。

今号にも全国から鎮魂の歌が寄せられておりますのでご紹介させていただきます。

ご一読頂ければ幸に存じます。

    父さんはお国の為に死んだよと幼き頃の母のひとり言            さいたま市 遺児
    弥生の日そそぐ雪野に堆肥積み橇(そり)曳く還らぬ兄のまぼろし      横手市 遺族
    戦死せし兄の遺骨はかへらずに青色桐葉章といふを賜はる            城陽市 遺族
    南方に眠る兵らは幾十万幾十万の一人や父は                富士吉田市 遺児

    荒れ狂ふ地獄図のごとき大津波戦火に果てにし父に重なる            青森県 遺児
    カツカツカツ靴の足音にとび起きて「お父さんかも?」その母百歳なり        名古屋市 遺児
    幼少の記憶を辿り語り継ぐ七十年(ななとせ)前の悲しき戦争(いくさ)    京丹後市 遺児
    海軍の義兄を誇りと夕桜尊き命果つる日偲ぶ                  白山市 遺族
    今日も又無事に生かされ感謝しつ遺影を抱く夕でありし          和歌山県 遺児
    父戦死母再婚せず子育てに七十一歳黙して逝けり             うきは市 遺児
    忠魂碑に刻みて古るる兵の御名さくら満開勇士は眠る            京都市 遺族
    咲き満てる桜の中を参拝すあまたのみ霊に今宵観せばや             千葉市 遺児(私)

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする