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平成28年度 千葉市戦没者追悼式

2016年10月22日 12時14分01秒 | 遺族会(各追悼式・戦争証言などを含む)

                 恒 久 平 和 の 誓 い 新 た に         
                    千  葉  市  戦  没  者  追  悼  式
                   日  時  平成28年10月21日(金)14:00開式  
                     会  場  千葉市文化センター アートホール

先の大戦において尊い命が犠牲になりました4200余柱(戦争死没者約3000人、戦災死没者約1200人)のご冥福を祈る千葉市戦没者追悼式が挙行されました。
式典には、千葉市 熊谷俊人市長様  をはじめ、千葉県遺族会会長 丁子源三郎様、千葉市遺族会会長 鈴木 登様、市議、県議、国会議員、母子推進委員、民生委員等のご来賓の皆様、遺族関係者ら
約400余名が参列いたしました。
式典は14:00開式。式次第に添って厳かに執り行われました。 合掌


        受付は千葉市保健福祉局地域福祉課の皆様                       式 典 斎 場


                                        「追悼の言葉」 千葉県遺族会会長 丁子源三郎様


       「追悼の言葉」 千葉市遺族会会長 鈴木 登様               「思い出のことば」 遺族代表 野見山 正美様

千葉市遺族会会長 鈴木 登様は、今年度に行われました式典の内容及び千葉市遺族会の参列状況などを詳細に報告され、参列者の皆様のご尽力に感謝を申し上げ、今後のご協力も添えられました。

「思い出のことば」遺族代表 野見山 正美様は、5人姉妹の末娘として生を受け、お父様が出征時はお母様のお腹の中に、お父様がまだ見ぬ我が子に遺して下さった名前が「正美」でしたと。  
           (中略)
平成27年、終戦70年を迎え、姉妹揃ってニューギニア慰霊巡拝の旅に参加の機会を頂きました。
訪れたニューギニアは赤道直下で年中真夏、バナナ、マンゴ、椰子が実る美しい島です。
お父さんはこんなに美味しい果物を一度は口にできたのでしょうか?
夜は月と南十字星が美しく輝きます。
戦時下のお父さんにもこのような静かな夜があったのでしょうか? (と、問いてみたと語られました)
           
高温多湿のジャングルで、食料も無く、体力の消耗も激しく、ほとんどの兵士が飢えと病で亡くなりましたと説明を受け、涙が溢れました。と。
           (中略)
お母様が5人の姉妹を大変な中にも全員を短大、大学へ進学させてくれましたことに今は亡きお母様への感謝と、お父様の最後の娘として生を受けました事に感謝せずにはおられませんと、
辛い過去から今の幸せに優しさ溢れるお言葉に会場からすすり泣く声が静かに響きました。

野見山様、大切なお言葉を心静かに拝聴させて頂きました。有り難うございました。


         「献 花」 千葉市遺族会会長 鈴木 登様                    「献 花」 遺族代表 大里 順一様

平成28年度の献花から「戦争の悲劇を繰り返してはならない」と次世代に継承することを目的に、青少年代表として市内の中学生女子2名、男子1名が初めて斎場の標柱に献花を行いました。
この様子は千葉テレビニュースで当然、放映されるものと  を向けませんでした。残念!

多くのご来賓の皆様のご参列を頂き、厳かに式典を執り行って頂きました千葉市関係者の皆様に御礼を申し上げます。
しかし、前年度までの長い間、千葉市役所職員並びにOBの皆様によります吟詠を拝聴させて頂いておりましたが、ご都合により取り止めになりました事に一抹の寂しさを憶えました。

年々関係者の参列が減少しております折に今年は、空席が少なかったように見受けられました。
そのような折に、今年は、新聞、テレビの取材が無かったように思いましたが、当日の千葉テレビニュースに望みをかけましたが一言も触れられなく、翌日の千葉日報他にも全く記事が無く、
戦争を知らない多くの皆様に、過去の戦争の悲劇を忘れないで欲しい!と強く叫びたい気持ちでございました。

当日の大切な写真や解説は千葉テレビから頂けるものとあまり  を向けませんでした。
特に「思い出のことば」を奉読されました野見山 正美様、初めて参列を頂き、献花をされた中学生お三方のお姿を収める事が出来ませんでした事が悔やまれます。

最後に私事の幸せを添えさせて頂きます。
父のお墓を守ってくださっております従姉は、地区役員として会費の徴収、行事のご案内、お誘い、参加等にご尽力を頂いております。
そして、この追悼式に於いては5年前より献花に指名を頂き、私と一緒に壇上に上がって頂けますことに遺族会、千葉市関係者に御礼を申し上げておりますところです。

又、もうお一方の従姉は来春卒寿を迎えますが、とてもお歳には見えず、10歳以上若く見えます。
お元気で長い間、毎年千葉市戦没者追悼式に参列を頂き、亡き父、千葉市民4200余柱の御霊を偲んで頂いております。
お二方は姉妹ですが、5年前までは従兄のお嫁様まで参列下さり、皆様のご厚意に南海の海底深くに眠っております父もどんなにか喜んでおりますことに、従姉の皆様に心から感謝を申し上げて
おりますところでございます。

戦争の悲劇を繰り返してはならない!の思いで綴らせて頂いておりますが、この度も多くの皆様にお尋ね頂きまして心から御礼を申し上げます。

コメント (6)
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