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ちば文化資産「千葉県一宮町 芥川荘」のご紹介 (千葉テレビ放映より)

2024年07月01日 20時07分24秒 | 千葉の事

                                          「ちば文化資産」とは?

        千葉県誕生150周年を記念して千葉県内の文化資産のうち、県民参加により選定した、多様で豊かなちば文化の魅力を特徴づけるモノやコトとします。
           伝統的なものに限定せず、現代建築や景観等、千葉県の文化的魅力を発信するモノやコトを含みます。(以上は千葉県HPより)

                                今回は千葉県「一宮町 芥川荘」のご紹介
                            (以下は千葉県教育委員会HPより転載させて頂きました)

                  千葉県「一宮町 芥川荘」は平成13年10月12日 国登録有形文化財(建造物)として登録されました。

一宮の海岸地区は、明治時代から鉄道が通り海水浴場が整備されたことから、明治末期から昭和初期頃まで「東の大磯」と称され、名士の別荘が100軒近く建ち並ぶ避暑地として栄えた。
  芥川荘は、海岸地区の一宮川河口に位置する旅館・一宮館の離れで、大正3年(1914)と大正5年(1916)に芥川龍之介がこの離れに滞在したことから、この名がつけられた。
  芥川は滞在中にこの離れから、後に妻となる塚本文に長い求婚の手紙を送り、一宮での思い出を「微笑」「海のほとり」「玄鶴山房」「蜃気楼」などの作品に登場させている。

         建物は、明治30年(1897)の建築。茅葺寄棟造の木造平屋建で、主屋と次の間2室の3方に縁側を回らし、縁側の一端には洗面所を設けており、
                 当地方の伝統的な民家建築技法で建てられ、周囲の松林の閑静な雰囲気と相まって良好な景観となっている。


                                                    一宮町 の位置
一宮町はゆるやかに弧を描く九十九里浜の南端,北緯35度22分,東経140度22分に位置し,東に太平洋の黒潮洗う美しい砂浜,西に丘陵台地をひかえた風光明媚で気候温暖な地域です。


「芥川龍之介愛の碑文」
 芥川龍之介の愛のはじまりは彼が東大在学中23歳の頃であった。当時彼は吉田弥生という女性に初恋し激しい相愛の仲になったものの、養家(彼の母の実家)芥川家が士族、吉田家が平氏であるとの理由だけで
 許されざる恋となった。彼の親友堀内利器はそれを見かね堀内の故郷一宮に誘い、大正3年7月中旬からこの地に滞在した。しかし彼女への恋情はいよいよ深くなり、止宿先で綴った悲恋の歌のひとつに

       美しき 人妻あらむ かくてあゝ わが世かなしく なりまさるらむ

 もう美しき彼女は自分のものにはなり得ないという一宮時代からはじまる悲恋の苦悩こそは、人間の醜いエゴイズムを古典の世界をかりて表現したユニークな芥川文学を誕生させた。大正5年2月出世作「鼻」が
 恩師夏目漱石に賞賛を受け、華やかに文壇にデビューし、失恋の痛手も癒えて、再び思い出の地一宮に久米正雄と2人で訪れ、一宮館の離れ家(現在芥川荘として保存)に止宿した(大正5年8月17日から9月2日まで)。
 その時、第二の恋人塚本文子宛に「文ちゃん」ではじまる有名な求婚の手紙が身を結び、新しい芥川人生が出発した。当時、夏目漱石宛に太陽と海と空と砂丘の大自然を背景とした一宮海岸に青春を投げ出している
 楽しい様子を、また晩年にも「微笑」「海のほとり」と題してこの一宮の思い出を書いている。今日青春芥川龍之介のロマンスを記念し、郷土の鉄道作家故上田廣氏の発想どおり、「芥川龍之介愛の碑」とした。

                       

             
                   100年前の恋文と紹介されました第二の恋人塚本文子宛に「文ちゃん」ではじまる有名な求婚の手紙


          千葉県一宮町に保存されている「芥川荘」                     「芥川荘」は旅館一宮館の離れとして存在していました



 

 

 

 

 


                                    大正7年2月2日、田端の料亭・白梅軒で祝言ののち、自笑軒にて披露宴を(写真提供/日本近代文学館)
                                                  結婚した二人は鎌倉で新婚生活を始めます。
                                    夏目漱石にその才能を見出され、文壇でも注目されつつあった龍之介と女学校を卒業したばかりの17歳の文、
                                                二人の結婚生活はいかなるものだったのでしょうか。

                      社会福祉法人主催の「芥川龍之介恋文大賞」 地域福祉文化に寄与

                                  コンテストの趣旨とご応募について

                        最近、送る方を思い浮かべてペンや便箋を選び、手紙をお書きになりましたか?
                友人や家族、親戚、想いを寄せる方、上司、部下、送るお相手は様々、また伝えたい「心」も様々なものでしょう。

                 日本在住の6歳以上の方を対象として、過去・現在を問わず大切な人に届けたい想いを書いた手紙を募集します。
                 手紙を書くことが少なくなってきた今日に文豪が書いた手紙に触れ、文芸的行事として幅広く親しめる機会を設けます。

                              表彰式を芥川龍之介ゆかりの宿ホテル一宮館で行う予定です。
                                         (以上はネットより)

上記にご紹介の「芥川龍之介恋文大賞」につきまして先日、遺族会の役員会の折に遺児の友人が戦死しましたお父様にあてて投稿しました作品が「恋文大賞に入賞」しましたことをお伺いいたしました。
     ホテル一宮館で行われました授賞式にはご家族お揃いでお出かけになられましたことをお伺いいたしました。素晴らしい出来事に役員一同大きな    をお贈り
申し上げました。
              おかげさまで今年の千葉市戦没者追悼式の「思い出のことば」はこの入賞作品のご紹介を申し上げながら発表することに決定いたしました。
                      この度、初めて知ることとなりました「芥川龍之介恋文大賞」に今後学んでみたく考えております。
         
                           応募方法・書式などはHPをご覧いただきたく宜しくお願い申し上げます。

この度のちば文化資産「千葉県一宮町 芥川荘」のご紹介に多くの皆様にお訪ね頂きましてありがとうございました。
ご厚意の程を保存させて頂きました。

 7月1日(月)  1223PV |558UU |3185901ブログ中 1311
コメント (2)
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