クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

赤城紅葉見物と銚子の伽藍(改)  H-20-10-20

2008-10-21 10:51:28 | 赤城山周辺
今日は久し振りの赤城山、紅葉見物を兼ねて五輪峠の「方位標」探しと
牛石山経由の銚子の伽藍。銚子の伽藍は前回長七郎山から茶の木峠を
経由して行っているが、背後の崩落跡が気になって落ちついた見物が
出来なかったので西側からの再訪。
土日の喧騒は避けた積もりだったが赤城県道は結構、車列が繋がって
平日でも観光客多数。1200mを過ぎると沿道に見事な紅葉が見られるが
後続車が続いているので横目で眺めるだけ。
「新坂平」と言うんだろうか? 観光案内所は秋の色、



左手の白樺牧場にも彩り。



振りかえると地蔵岳がどっしりと構えている。



青木旅館方面に左折して「出張山」登山口への分岐で一休み。
大沼の北岸の風情。



湖面の向こうには赤城の代表「黒桧山」と



優しい山容の駒ケ岳。



山手を見ると意外なトンガリ山、若しかすると五輪尾根最高峰の「薬師岳」?



大沼の西岸を廻って沼田方面に左折して約1.3K、カーブ52の所が
五輪峠で尾根入り口。



五輪尾根への登りは熊笹が奇麗に刈り払いされていて道筋ははっきり。
一登りで1475mの「足柄山」。「300山」てここを「陣笠山」としているが
それは間違い。陣笠山はここから240mも西にある。標識も無いので
かつて鳥獣保護区の赤看板が付けられていた金属角柱に取り敢えず
赤テープでマーク。



此の辺の木々の色付きは圧巻。



肝心の方位標探し、位置はE-139-10-38-44。
少し陣笠山に向かった所の「厚生団地」への下り道看板の数㍍手前の筈。
綿密に探索するも見付らない。伐採された熊笹がそのまま横たわっているので
ストックでその下を掻き回すも駄目。念の為、陣笠山までの路傍を探索。



とうとう降参して断念、後日情報提供者に再度問い合わせよう。

捜索中の方位標は下の写真(標石研究家・舘沢氏より借用)



気分を変えて北岸を回り赤城神社はパスして黄金色の輝きと喧伝している
「覚満渕」、今一の渋さ。




直ぐに鳥居峠の展望台へ。やれやれここも前面は霞みで全く駄目。



小沼への「大胡・赤城線」に入って地蔵岳登山口の「八丁峠」、車が右折して
中に入っていくが、奥に駐車場所があるんだろうか?



正面の目の前に地蔵岳、上部のハゲ具合が一寸気になる。



舗装路を下り気味に進むと路傍に新しい道標が付けられていて目に付く。
やがて軽井沢峠への道標が出るが細道を辿る案内だった。



少し先の拡幅されたところに峠の道標。既にここは「箕輪」の東に相当する位置。
「荒山」とか「前浅間」へのルートがあるらしいので何時か辿ってみたい。



再び数百㍍走ると左目に目印の前橋市との境界、間も無く合併だから
その後はどう表示する? 右の道路の膨らみに駐車して出発(13.11)。



看板後の電柱脇に登山道と案内されているので近付くと「牛石峠」の
新しい峠道標。



登山道は県道と並行で真っ直ぐな笹の道でホンの僅かの登り傾斜。



突然、笹の中に赤塗り頭の標柱、ピンと来て確認すると「宮標石」



峠から約200㍍弱で早くも目印の東屋、だが牛石山はその手前の小高い所。
側面に「山」と漢数字の彫られた標柱のある場所が1442mの頂上らしい。



近くに楚巒山楽会さんの標識がある。今日は山楽会さんの「牛石山」「富士望峠」
のページに誘われて来ているのだ。



僅かに下って東屋に到着すると脇に「牛石山」の新標識。



東屋前を直進すると崖っ縁に突き当り、縁に沿って左折して笹の道を大きく
下る。ここが「富士望峠」らしい。
右側が切り落ちているので少々緊張。両側からの笹の小枝が真中で
絡み合って足に引っ掛かり歩き難い。殆ど人が通らない証拠。



オツと、二つ目の「宮標石」、ここから急降が始まる。



平坦道に降り立つといくつか小尾根を跨ぐ感じで進むと道標。



再び急降、更に進んで前面に小山が来た時に左へ下って沢へ向かう。
やがて水音がして樹間から伽藍が見えた。谷側に張り出した大木に
寄りかかって写真を撮るが光度調整不備で只の黒い穴が写っただけ。



更に下って河原に到着。流れこみの具合(13.46)。
牛石山からの標高差は130m。





奥まで進んで伽藍の奥。地形からして左岸から近付くよりやや眺めは良好。



流入口は水量が少なく、飛石伝いに対岸に行かれそうだが、万一滑り落ちれば
数日後に粕川下流に浮かぶ事になるので止めておいた。



十分に景観を楽しんでから帰途につく。普段なら気息炎々になる登り返しも
今日は殆ど登りをやっていないので楽々。
途中で振りかえると長七郎山らしき景色。



東屋で一休みの後、駐車場着(14.38)。ここにも鮮やかな紅葉。



帰路はそのまま大胡・赤城線を下るが何時果てるともない細かいカーブに
些か辟易。赤城温泉前を通過してからR-101に乗換えて西進、
漸く、時沢信号で往路に使ったR-4に復帰してほっとした。

ご来訪のついでに下のバナーをポチッと。

コメント (7)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 林道峠から「宮の峰」   H... | トップ | 頂上標識に災難(改)  H-20-... »
最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
駐車場あり (楚巒山楽会代表幹事)
2008-10-21 21:24:50
八丁峠から入ると地蔵岳の登山口の前に広場があり数台駐車可能です。小沼周辺の駐車場所が一杯の時もあいている時があるので、地蔵岳に登らない時も利用しています。牛石山山名板の掲載ありがとうございました。標高の誤植はいつの日にか訂正したいと思います。牛石峠から牛石山への日陰坂は好きな道です。
返信する
RE:駐車場あり (爺イ)
2008-10-22 08:45:39
色々と情報を参考にさせて戴き有難う御座いました。
帰宅してから気付いたら肝心の「牛石」を見逃していた
ので残念至極。
それはそうと、その後、貴兄もご存知の標石研究家の
舘沢氏から「方位標」赤城配置図と写真が送られてきました。
其れによると2箇所、一つは五輪尾根の足柄山西ですが
尾根道から若干北にずれていました。
もう一つは貴兄のHPに紹介されている「高天原」ですが
これも台地から等高線一本下で、しかも登山道からは西に
ずれています。
ここ数日の曇り空が去ったら再挑戦で探しに行きます。
写真を借用して本ページに掲載させてもらいます。
返信する
大戸谷山 (お~ちゃん)
2008-10-22 15:02:57
  記事に関係の無いコメントですいません。

 本日 大戸谷山へ 南側から入ってきましたが 山頂の爺ィの標識が書き換えられていましたので 報告です。

 大谷矢  と 書き直されていました。
 写真は後ほど ミクシイで。
返信する
RE:大戸谷山 (爺イ)
2008-10-22 16:11:33
情報感謝。
理由が判りませんね。近くにG氏の小型印刷版の大戸谷山
なる標識があった筈ですがそっちはどうなっていましたか?
大戸谷山は「300山」の説明では別名「大戸矢山」、
二つの折衷? では洒落にもなりませんね。
ミクシイ待ってます。
返信する
RE:大戸谷山 (爺イ)
2008-10-22 16:55:32
追記・大戸矢山
ミクシイ拝見しました。下りでも危険と言われるルートを
登ってしまうとは驚きました。
標識の件、上記の如く「300山」にも別名で出ている山名ですので、せめてやるとすれば大戸谷山に括弧書きで(大戸矢山)
とするのがフツーの人の常識と思いますが、書き直しとは
恐れ入りました。
どんな人なのか? ここへ名乗って貰いたいものです。
返信する
大戸矢? (お~ちゃん)
2008-10-22 17:12:28
 G氏の標識は ちゃんとそのままありました。
 なぜ 爺ィさんのだけ 書き直されていたんだろう・・・。
 昔の文献を 確かめてはいませんが、中之条町の教育委員会で発刊している地名の本に この山のことは掲載されていませんが 大戸谷山にある滝~ などというように 「大戸谷山」の文字を使っているようですが・・・。
返信する
ルート (お~ちゃん)
2008-10-22 17:18:23
 私が歩いたルートは 「300山」で下りたルートとは違いますよんw
 私は南峰を大きく東に巻いています。
 さすがに あの 等高線の狭いところを上る気にはなれなかったです(笑)
返信する

コメントを投稿

赤城山周辺」カテゴリの最新記事