クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

鼻高展望花の丘 ひまわり H-30- 7-12

2018-07-12 14:03:52 | 高崎・甘楽・藤岡方面

鼻高展望花の丘でひまわりが満開との情報が出てから5日も過ぎてしまったので
もうダメかな?と思いつつも鼻高に向かった。
反時計回りで台地に登ると「花の丘」のメイン会場から100m位手前の
「長坂牧場」入口と「さくらんぼ果樹園」の中間に「北エリア」の看板が
あり三面のヒマワリ畑が展開していた。

ただ、よく観察すると既に茎が弱々しく乱れ立ち、花も下を向いて完全に終盤状態。

(画像左クリックで拡大、元のページに戻るには左上の左向き
矢印をクリック)


ざっと一巡してから花の丘メイン駐車場に移動。今度は開花時期をずらせていると
聞く「東エリヤ」を訪ねる。
正面入口からは何も見えないが東向き斜面を下って行くとひまわり畑に辿り着く。

歩行している方向が東だから出迎えのヒマワリは当然のことに全て後ろ向き。



花は奇麗に東向き。これを見ると巷間伝わる「向日葵はその名の由来にもなって
いる様に太陽の動きに連れてその方向を追うように花が回る」と云うのが
言葉足らずで誤解されやすいと実感する。
太陽を追うというのは生長に伴うものであるため、実際に太陽を追って動くのは
生長が盛んな若い時期だけである。若いヒマワリの茎の上部の葉は太陽に正対に
なるように動き、 朝には東を向いていたのが夕方には西を向く。
夜明け前には再び東に向く。この運動はつぼみを付ける頃まで続くが、つぼみが
大きくなり花が開く頃には生長が止まるため動かなくなる。その過程で日中の
西への動きが 次第に小さくなるにも拘わらず夜間に東へ戻る動きは変わらないため、
完全に開いた花は基本的に東を向いたまま殆ど動かないのだ。

大体の様子は下のyoutubeで。
(途中で止めるには画面左下の縦二本棒をクリック、その途中から再開は
右向き矢印、終了してからもう一度見るには左下に現れる反時計回り
反転マークをクリック)

鼻高花の丘ひまわり


今まで余り気付かなかったがヒマワリの花の若さの程度を知る簡便法が理解できた。
下の画像の様に外側の大きな黄色い花びらは、舌状花と呼ばれ、
種をつけない花びら。中心の茶色っぽい部分は、管状花と呼ばれ、受粉して
種をつけ、この管状花は丸い円の外側から順に内向きに向かって開花する。
つまり、管状花の幅が狭いほど若いのだ。
よく観察すると管状花の進行状況は花毎に全て異なっておりこれが中心に
向かって大きく進行していれば花の終わりが近く舌状花も痩せて弱々しくなる。



そして最後は舌状花が散って中心まで届いた管状花の種子の丸坊主が出現するのだ。



爺イの知る大規模ひまわり畑は下仁田丹生湖(あと一週間か?)とか中之条町大岩なので
外さずに鑑賞したい。


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