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ここ数日は無風の好天、吉井・大判地の南にある小尾根密集地域へ
尾根拾い遊びに出かける。積雪地帯を歩く事が出来ない爺イには
冬場の楽しみの一つ。
この地帯は小尾根が押し合いへし合いしていて一本尾根は数少ないが
下の地形図の赤線がその数少ない稜線。

この起点になる尾根の発生ポイントは爺イにとって大事な地点で位置は
大体 N-36-12-08 E-138-56-48の近辺。
この位置の西と北は巨大な窪が存在するので一本西の甘楽・吉井境界線を
699.5m峰(通称摩利支天山又は天引山)から北上して大判地に帰る時に
この緯度以南から東進したら深い窪に嵌って万事休すとなるのでこの緯度以北
から斜面下りをしなくてはならない。
さて、例によってR-71を南進して大判地の「大判寺橋」に向かう。「地」と
「寺」の使い分けの理由は判らないが「大判地」が小字名でR-71の吉井側末端
の橋の名が大判寺橋。この橋の近くに今は雑木で被い尽くされているが
可なりの広さの古い墓地群が有るので若しかすると、寺もあったか?
途中の東谷(ヒガシヤ)砂防ダムは既に全面結氷で当然ルアーを楽しむ人影はなし。

本日は休業らしい木工所前を通過して細道を注意深く走行して県道終点に到着。
R-254の吉井駅前から約7K位。橋を渡った所のスペースに駐車(10.42)。
かっては名水として汲み取りの人が時折見られた取水場所も水害によって
水源が荒廃して今や見る影も無い。

橋からは南進と西進の林道があるが本日のルートはH-17に工事が開始された
西進の「五人釜林道」。五人釜とは吉井・藤岡境近くの小字名。
入り口にはロープが張られ伐採作業中とあるが其れらしき動力の音は聞こえない。

ここからは相当な傾斜の蛇行林道を約600mほど登って林道の頂点を目指す。
傾斜が厳しいので伐採材の運搬はトラックではなく製材会社のキャタピラ車。
最近では何本もの支線が開削されていて随所にこんな看板。

約20分も掛かって漸く頂点。
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ここはY字分岐で本道は直進で下りに入るが今日は右のこの看板の支線に入る。

直ぐに左手の削り取られた小尾根に乗る。荒れ放題の急登尾根だが山に来たと
実感できるのでこんなのは嫌いではない。

ここは二段構えのコブつきで最後は岩場の隙間を這い登る。上には何時もの
二本の目印テープが健在。

ここから目的の稜線発生地点に向かう。

小尾根のコブの先はこんな痩せた岩尾根が横たわるが危険箇所も無く気楽に歩ける。

途中に見慣れない杭が50m置き位に並んでいるが「境界明確化」と書いてあるので
これから何かが始まるのだろうか?

間もなく第一ピーク手前。最初だけちょっぴり岩場があるが左を抜ければ大した事も無い。

何時もは右に廻るこの細い回り道を使うのだが、今日は足が軽いので正面から
乗り越え。

更に登ると第二のピーク手前だか此処からが本番。北斜面をずっと辿って北西に
進んで稜線突端を目指す(11.40)。

微かな獣道風の横走りの踏み跡を注意深く進む。谷側への落ち込みが急なので
踏み外したら一巻の終わりーーとはならないが這い上がってはこられないだろう。
遂にカラカラに乾いた急斜面で踏み跡の段が完全に無くなったので
何時もの要領で大きく息を吸ってから一気に走りぬける。つまり、右足が落ちる前に
左足を出すと言うまるで落語の世界。

漸く目標の始点に到着、一歩も動けない様な突端。逃げ場は南に行くしかない。
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見上げるような尖塔に見える進路を30分以上も掛けて少しずつ登って稜線の段上(12.13)。
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ここからは遮二無二前進する。やがて左手から薄い踏み跡が合流するところに
赤マーク。ここはかって南から下ってきて大判地に降りた地点。

暫くで又前面に厄介なピーク。
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突破した先にはゲート状の赤テープ、ここもかっての東への下り道。
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漸く、最後のピーク手前。ここはマークの所から右の迂回道を使う。
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長い迂回を終わって本稜線に復帰、
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目の前の小突起を越えれば藤岡との境界線。
突起に到着は12.44。南には藤岡の山々が逆光の中に霞んでいる。西には摩利支天山。
甘楽から見ると見事な尖塔もこの方角からは唯の雑木の塊。
右(西)に行けば甘楽・吉井・藤岡境界の三角地点を経て亀穴峠方面。
左(東)に行けば小梨峠方面。陽だまりで軽食と休憩。
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休憩後、東600mの藤岡・吉井境界線上のアンテナ峰を目指し、そこから再び北への
尾根手繰りするため。

東へは落ち葉の堆積した急降、平坦路を100mで最初の小ピーク。
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ここから地形図上の671地点に向かう。この671mの黒ポッチはピークと言うより
長い台地だ。頂上で稜線はY字分岐となるが藤岡との境界線の左を選択。
100mの下りで目標のアンテナ峰に到着。勿論、アンテナ峰などは全くの私的な仮称で
かってここにアンテナが立っていたからに過ぎない。
今はその操作盤の入っていた木製箱の残骸が転がっているだけ。

その側の立ち木に黄色のテープ、「大判地」と矢印を書いてあつたが今は薄れた。
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一呼吸の後、北への急降尾根を下って出発点に戻る予定(13.37)。
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このルートは往路と違って一本尾根、時々ある岩場は下に足が届かないので
迂回を余儀なくされるが大方、下りに限っては楽なコース。

約20分の下りで唯一登り返しの有る中間点の石宮ピーク。そこで本日の爺イ(13.56)。
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ここで尾根が左右に分岐するので左を選択。遥か左下を見ると新しい林道と伐採材が
遠望できるが余りに落差が有るので眺めるだけ。
ブラリブラリと明瞭な稜線を下るといきなり開削したばかりの林道に
飛び出した。かってはもっと稜線を辿った記憶が有るので縦横に広がった林道支線には
困惑。林道を歩いて本線に合流して登山口だった林道頂点に到着が14.24。
あとは蛇行の下りで駐車場所に14.44。8.200歩のハイキング。
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尾根拾い遊びに出かける。積雪地帯を歩く事が出来ない爺イには
冬場の楽しみの一つ。
この地帯は小尾根が押し合いへし合いしていて一本尾根は数少ないが
下の地形図の赤線がその数少ない稜線。
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この起点になる尾根の発生ポイントは爺イにとって大事な地点で位置は
大体 N-36-12-08 E-138-56-48の近辺。
この位置の西と北は巨大な窪が存在するので一本西の甘楽・吉井境界線を
699.5m峰(通称摩利支天山又は天引山)から北上して大判地に帰る時に
この緯度以南から東進したら深い窪に嵌って万事休すとなるのでこの緯度以北
から斜面下りをしなくてはならない。
さて、例によってR-71を南進して大判地の「大判寺橋」に向かう。「地」と
「寺」の使い分けの理由は判らないが「大判地」が小字名でR-71の吉井側末端
の橋の名が大判寺橋。この橋の近くに今は雑木で被い尽くされているが
可なりの広さの古い墓地群が有るので若しかすると、寺もあったか?
途中の東谷(ヒガシヤ)砂防ダムは既に全面結氷で当然ルアーを楽しむ人影はなし。
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本日は休業らしい木工所前を通過して細道を注意深く走行して県道終点に到着。
R-254の吉井駅前から約7K位。橋を渡った所のスペースに駐車(10.42)。
かっては名水として汲み取りの人が時折見られた取水場所も水害によって
水源が荒廃して今や見る影も無い。
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橋からは南進と西進の林道があるが本日のルートはH-17に工事が開始された
西進の「五人釜林道」。五人釜とは吉井・藤岡境近くの小字名。
入り口にはロープが張られ伐採作業中とあるが其れらしき動力の音は聞こえない。
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ここからは相当な傾斜の蛇行林道を約600mほど登って林道の頂点を目指す。
傾斜が厳しいので伐採材の運搬はトラックではなく製材会社のキャタピラ車。
最近では何本もの支線が開削されていて随所にこんな看板。
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約20分も掛かって漸く頂点。
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ここはY字分岐で本道は直進で下りに入るが今日は右のこの看板の支線に入る。
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直ぐに左手の削り取られた小尾根に乗る。荒れ放題の急登尾根だが山に来たと
実感できるのでこんなのは嫌いではない。
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ここは二段構えのコブつきで最後は岩場の隙間を這い登る。上には何時もの
二本の目印テープが健在。
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小尾根のコブの先はこんな痩せた岩尾根が横たわるが危険箇所も無く気楽に歩ける。
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途中に見慣れない杭が50m置き位に並んでいるが「境界明確化」と書いてあるので
これから何かが始まるのだろうか?
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間もなく第一ピーク手前。最初だけちょっぴり岩場があるが左を抜ければ大した事も無い。
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何時もは右に廻るこの細い回り道を使うのだが、今日は足が軽いので正面から
乗り越え。
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更に登ると第二のピーク手前だか此処からが本番。北斜面をずっと辿って北西に
進んで稜線突端を目指す(11.40)。
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微かな獣道風の横走りの踏み跡を注意深く進む。谷側への落ち込みが急なので
踏み外したら一巻の終わりーーとはならないが這い上がってはこられないだろう。
遂にカラカラに乾いた急斜面で踏み跡の段が完全に無くなったので
何時もの要領で大きく息を吸ってから一気に走りぬける。つまり、右足が落ちる前に
左足を出すと言うまるで落語の世界。
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漸く目標の始点に到着、一歩も動けない様な突端。逃げ場は南に行くしかない。
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見上げるような尖塔に見える進路を30分以上も掛けて少しずつ登って稜線の段上(12.13)。
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ここからは遮二無二前進する。やがて左手から薄い踏み跡が合流するところに
赤マーク。ここはかって南から下ってきて大判地に降りた地点。
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暫くで又前面に厄介なピーク。
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漸く、最後のピーク手前。ここはマークの所から右の迂回道を使う。
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長い迂回を終わって本稜線に復帰、
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目の前の小突起を越えれば藤岡との境界線。
突起に到着は12.44。南には藤岡の山々が逆光の中に霞んでいる。西には摩利支天山。
甘楽から見ると見事な尖塔もこの方角からは唯の雑木の塊。
右(西)に行けば甘楽・吉井・藤岡境界の三角地点を経て亀穴峠方面。
左(東)に行けば小梨峠方面。陽だまりで軽食と休憩。
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休憩後、東600mの藤岡・吉井境界線上のアンテナ峰を目指し、そこから再び北への
尾根手繰りするため。
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ここから地形図上の671地点に向かう。この671mの黒ポッチはピークと言うより
長い台地だ。頂上で稜線はY字分岐となるが藤岡との境界線の左を選択。
100mの下りで目標のアンテナ峰に到着。勿論、アンテナ峰などは全くの私的な仮称で
かってここにアンテナが立っていたからに過ぎない。
今はその操作盤の入っていた木製箱の残骸が転がっているだけ。
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このルートは往路と違って一本尾根、時々ある岩場は下に足が届かないので
迂回を余儀なくされるが大方、下りに限っては楽なコース。
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遠望できるが余りに落差が有るので眺めるだけ。
ブラリブラリと明瞭な稜線を下るといきなり開削したばかりの林道に
飛び出した。かってはもっと稜線を辿った記憶が有るので縦横に広がった林道支線には
困惑。林道を歩いて本線に合流して登山口だった林道頂点に到着が14.24。
あとは蛇行の下りで駐車場所に14.44。8.200歩のハイキング。
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10年前まだ体力に自信があったころ、吉井と藤岡の境界尾根を目指して、大判地から登りました。地図は携帯したが磁石を持たず。目指す尾根にたどり着いたが、左手方向(東方向、実は北を見ていた)に集落が見える。地図で確認してもその方向には集落は見えるのはおかしい。登りつめた尾根は爺サマが下りにたどった尾根でした。
そのことが解ったのは、2週間後に小梨峠から西に向かう尾根を縦走し、亀穴峠まで歩いた時。この縦走路にアンテナがありました。
西に向かう尾根が亀穴峠の前で直角に南北に伸びる尾根とぶつかる。爺サマの地図の左端。ここで危うく日野の方へ下り始めてしまって、途中でおかしいと気がつき登り返したこともありました。 地図の読解力と磁石これは必携だと反省しました。
吉井・甘楽の里山は冬場のハイキングには
最適。地形図をじっと眺めていると
ゴルフのライン読みの様に歩けそうな稜線が
浮かんできます。そんな尾根を手繰って
歩くのが面白いのですが、生憎の降雪で
踏み跡や獣道が消えないか?気になっています。
歩いてみたいです。ちょこちょこ行ってみようかな。
あの尾根は長大です。爺イは藤岡・蛇喰渓谷の
ある黒岩地区・弘法の井戸を起点として
709.5m峰(通称・小梨山)・小梨峠・西小梨山・
鳥屋峠・亀穴峠・小柏峠・無名峠・熊倉山までは歩いていますが、その先には焙烙峠、そして
最後は下仁田境で稲含山から南進する境界線にぶつかります。難点は駐車した車への戻り方がに工夫が必要な事でしょう。
いづれ、小刻みの分割で徐々に熊倉以西に向かってみます。