汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 泡

2008年10月20日 | 初期中期の詩
水の中
拡がる深宇宙に
差し込む光が無数の泡の
存在を照らし出した

僕はその中でじっと、ゆっくりと
ときを感じて漂っている
目を開けば見えた未来も
今は目を閉じて
無限の現の孤独のなかで
感覚だけを伸ばして
僕は漂う

「僕たちは確かに繋がっているよ。
でも、僕という固体は孤独な存在なんだ。」

何もない、透明な空間、でも確かな流れがそこにある
僕がとどまっていると思っていても僕の位置は変わっている

泡がまたとても深い底から生まれてきた
小さな泡はゆっくり揺れながら、形を歪めながら
いつか大きなさらに大きな新しい場所へと昇っていく
そして、自分自身の孤独な固体は解き放たれ
僕は孤独で無くなる
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みやすけの詩 おやすみなさい

2008年10月16日 | 初期中期の詩
ほんのり漂うオレンジに

暗い夜空に浮かぶお月さま

おやすみなさい

おやすみなさい

明日昇る太陽に

朝の光

「眠くなちゃった。」

重いまぶたの目をこすり

遠のく意識に身をゆだねる

おやすみなさい
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みやすけの詩 やすらぎ

2008年10月16日 | 初期中期の詩

湖畔にたたずむ一匹の鹿

蒼くそしてどこまでも深い森の影

波の波形が拡がってはまた消える泡沫

僕は深く深く

安らぎにも似たこの絶対安心に包まれ

呼吸しているのかも分からず

生きているのも忘れ

ただ焦点の合わない時間だけを感じている
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みやすけの詩 穴ぼこ

2008年10月13日 | 初期中期の詩
アスタリスクの空のした
戯れる踊り子

キラキラ

キラキラ

光るのはいつもの平凡な空
その真ん中には近づくブラックホール

全てを吸い込んだ後には
ぽっかり空いた虚しい穴ぼこ

全てを包括する悲しい穴ぼこ

僕は今そこで明日を見る
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みやすけの詩 奥行くまま

2008年10月12日 | 初期中期の詩




虚栄なく

ねたみもなく

心底皆との話で笑っていて

奥行くままに

そして気ままに

自然と自然としてあるままに

夕日の終わり頃を眺めていたい
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みやすけの詩 あたためて

2008年10月11日 | 初期中期の詩



日が照って

日が傾いて

つかれた体

日であたためて
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みやすけの詩 うるおう

2008年10月10日 | 初期中期の詩

ただ座り

うるおう夜の空気

吸い込み

吸い込み

肺を満たし

本のページを一読する
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みやすけの詩 脈々

2008年10月08日 | 初期中期の詩




脈々と流れる

車が

人が

風が
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みやすけの詩 悠然

2008年10月08日 | 初期中期の詩




空はただ悠然としていて

差し込む夕日

ずぅっとのんびりで

ずぅっと自然体

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みやすけの詩 ねころんで

2008年10月07日 | 初期中期の詩

こうしてねころんで

原っぱでねころんで

暗い夜空なんか見上げて

どこまでも暗い

果ての事なんかかんがえて
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