静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

「やいづ」乗船実習 漁場を目指して南下中 (11月21日)

2013年11月22日 09時35分01秒 | 25年度 乗船実習
実習船「やいづ」は漁場を目指して南下中で、もうすぐ漁場に到着するものと思われます。
漁場までは、かつお一本釣りの餌イワシの飼育管理と操業準備が大切な仕事となります。
生徒達も気合いが入ってきた様子が写真からうかがえます。

(19日の主直日誌から)

  漁場に向け順調にやいづは航行しています。
  活餌管理は、漁業高等学園の生徒にとっては初めての実習です。
  自分たち専攻科が積極的に教える必要がありました。

  餌管理は単純な作業ながらとても重要な作業のため、できるだけ細かく丁寧に教えていきました。
 初めての餌管理を終えて、鰯の死滅量の多さや水槽内の水が冷たかったことに驚いたそうです。

 死滅量を量るのに初めて天びんはかりを使用したようですが、
 重さで指が痛くなったことや、なかなか錘の位置を合わせても水平にならないなど、
 計測するだけでもとても大変だったそうです。

 漁業高等学園の生徒は、慣れない当直や船酔いで疲れている様子も見受けられますが、
 自由時間はみな笑顔で楽しそうに教室で時間を過ごしていました。
 初め、仲良くなれるか不安でしたが、当直や作業を通して少しずつではありますが、会話も増えてとても嬉しいです。

 これから操業が始まり沖縄にも行きます。
 それらを通してもっと仲を深め、充実した楽しい航海にしたいです。


    
     (右:学園生徒)

(20日の主直日誌から)

 第5次航が始まり1週間が経ちました。
 学園の生徒と専攻科生との会話が多くなり、船で共同生活している者同士、仲が段々深まっている気がしています。
 船酔いしている生徒もなくなり、みんな元気に実習を行っています。

 今日は、もうすぐ始まる操業のために作業班全員で漁具の準備や整備を行いました。
 その後、学園の生徒はロープワークやマグロ縄の刺し継ぎを行っていました。
 ボートデッキでは筋トレをしていました。

 大きな声で楽しそうにしているのを見て、船内生活にだいぶ慣れ、楽しく生活できているなと思いました。
 教室での笑い声も増え、良い雰囲気で生活しています。
 また、ワッチの仕事にも慣れしっかり仕事をしている様子が見られました。

 明日から当直見張りが始まります。
 この航海における大きな仕事の1つである操業が始まります。
 今回は全部で何トン釣って焼津に帰るのか、すごく楽しみな反面、体力的に大変な部分が出てくると思うと不安な面もあります。


    



 
コメント
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