静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

「やいづ」乗船実習 餌イワシの積み込んで漁場へ! (11月20日)

2013年11月20日 08時49分21秒 | 25年度 乗船実習
実習船「やいづ」は、鹿児島隼人でかつお一本釣りの餌となる活きカタクチイワシを積み込んで、18日12時に出港しました。
船は、若干時化の中、南太平洋のマリアナ海を目指して進み、いよいよ戦闘モードに入りました。

(17日の主直日誌から)

 15日に入港してから鹿児島停泊3日目です。
 鹿児島の特徴である桜島などの地理、風土、文化を自分の足で歩き、見聞を深めることが出来ました。
 (専攻科の)私は桜島に行きマグマ温泉や足湯などに浸かり、航海で事故や怪我のないように体力の回復につとめました。

 漁業学園の一部の生徒さんは知覧に行き、知覧特攻平和会館を見学してきたそうです。
 特攻隊のビデオを見たり、本物の遺品や家族への手紙などを見て、衝撃を受けていました。

 特攻兵の中には20歳にも満たない自分たちとほぼ同じ歳頃の人達がいて、すごく胸が苦しく、見ていてとても辛かったそうです。
 今の日本があるのは、彼らの犠牲があったからなんだと思ったそうです。
 漁業学園の生徒さん達も、いろんな事を学んでいます。

(18日の主直日誌から)

 18日は、鹿児島最終日でした。
 その鹿児島も本日出港し、隼人で活餌の鰯を積み込みました。
 今回の餌はいつもどおりのカタクチイワシで、3つの魚槽にそれぞれバケツ60杯、合計180杯を、みんなで協力して積みこみました。
 
  

 学園の生徒は初めての作業に戸惑いながらも、乗組員の方々や専攻科生と協力して行っていました。
 餌の積み込みに限らず、初めての作業が多いにも関わらず、学園の生徒はどれも積極的に取り組んでいると思います。
 また、海技士の勉強にも毎日真剣に取り組んでいて、自分たちも見習わなければならないと感じる部分も多々あります。

 もちろん、これからもまだ沢山分からないことや大変な事が待ち受けていると思いますが、
 それらをしっかりと乗り越えて、立派な漁師になって欲しいと感じました。
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