静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

「カツオ一本釣り」(乗船実習感想)

2014年12月18日 08時15分03秒 | 26年度乗船実習
生徒たちは実習から戻り、【航海を振り返って】という題で、作文を書きました。
乗船実習で、生徒達が楽しみにしていた「カツオ一本釣り」についての感想を紹介します。

【A君】
カツオ釣りは学園で練習していたが、やっぱり重りと実際の魚の重さとは違い、それが第一印象でした。急にくる引きの感じはすごくおもしろく、実際にやらないとわからない感じです。
魚の大きさ・種類によっても引きは違い、マグロが釣れたときは大きく力強く自分では上がらなかったのが残念です。でも、小さめのマグロは釣り上げられたので良かったです。
【B君】
今回乗船させてもらった実習船やいづでは、一航海の中で色々な体験をしました。そして、その中で一番印象に残っていることは、カツオの一本釣りの実習です。
一本釣り実習では、最初の時からほとんど特大のサイズのカツオで二人でやらなければ上がらないサイズでした。でも、二人のタイミングがあわなく上がらない時もありましたが、カツオを釣っていくにつれて少しずつでしたがタイミングがあってきたので簡単に上がるようになった時の楽しさは、今でも忘れられません。
【C君】
 操業で一番大変だったのは、カッパ(合羽)のはやぎ(早着)はやぬぎ(早脱)でした。一日に何回も着たり脱いだり大変で、カツオを釣るのも、ナブラ(魚群)があるのに釣れなかったり、逆に次々に釣れたりと色々ありました。
カツオを釣るにも学園でやっていた鉛の塊よりも重く、しかも相手は生物なので暴れまわったり、釣り上げるのにも苦労しました。学園は、基本二丁で釣るので最初は、うまく息が合わなくて全然ダメでした。でも、五本六本と釣り上げる内にだんだんとタイミングが自然と合ってきて、最初の時よりも楽に釣り上げられるようになりました。
【D君】
 カツオの一本釣り実習は今までもっとも楽しみにしていたものであり、初めてナブラを見た時の興奮、釣りも始めるまでの緊張は今でもしっかり心に焼き付いており、とても良い経験できたと思います。
 人生で初めて釣り上げたカツオは8kgくらいのサイズで、とても大きなカツオでした。初めてのカツオ釣りは一本釣りではなく、二丁バネで釣り上げました。パートナーは○君でした。とも(船尾)左舷側の角の近くで釣りをしていたのですが、カツオを釣り上げるときの息が合わず、右隣にいた○さんの顔面にカツオを当ててしまいました。その後、○さんの方からカツオが飛んできて、○君の肩にカツオが当たりました。実際の生きたカツオを釣ることは初心者にとって、とても危険であるということがわかりました。来年から民間船に乗るので、この教訓を活かしていきたいと思いました。

【小さめ?のカツオは一人で釣ります】
      

【特大サイズは二人で!!!】
      


生徒たちも「寒い」・・・
  
コメント
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