漁師になるための学校、漁業高等学園、園長の青木です。
今回は47期生の卒業作文紹介の続きです。
漁学に来て一年が経ち、この一年を振り返ると色々なことが学べました。実際に漁師をしていた先生方や漁学の卒業生の先輩など人たちの体験談を聞かせてもらったり、自分の疑問や不安に思うことを答えてもらい自分の役に立つ物を得ることができ有意義な一年でした。
また漁師になる前に心構えがしっかりとできました。漁学は様々な資格を受けることができ今後の人生に役立つ一年になったと思います。
自分がこの一年で後悔していることがあります。なぜもっと海技士試験の勉強をしてこなかった事を後悔しています。一年を振り返ると自分が馬鹿だなと感じます。今後は、こうゆう悔しい思いをしたくないので就職し船に乗っても常に学ぶ姿勢で頑張っていきたいと思います。
漁学に来て苦労したことは人間関係でした。漁学には色々な人が来ていて、人によって生活の仕方が違うし年上の人もいたりして気を使ったりしました。実際自分はあまり人間関係を築くのが得意でないし、話が上手でもないので、漁学ではあまり良い人間関係が築けなかったので残念でした。船に乗ってこれではダメなので頑張っていきたいと思います。全体的に良い一年を過ごせたので良かったです。
一年間ありがとうございました。
漁師になりたい方の学園見学はいつでも受け付けています。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
園長のつぶやき
作文にある、人間関係。
職場の人と良好な関係を築くことの重要さは、漁師に限ったことではありません。
しかし、遠洋漁業では限られた空間で特定な人と長期間共同生活をするので重要さは段違い。
ですから、学園は全寮制となっています。
卒業生をみると、対人関係がうまく出来ている人は皆「仕事が楽しい」と言っています。
作文を書いた彼も、学園に在学中に人間関係の重要さに気づくことができました。
残念ながら、まだ自分に足りないところがあると反省しているので、その反省を新しい生活に活かして欲しいと思います。