静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

エンジンの基本構造

2019年05月24日 09時00分00秒 | 授業・講演

機関の授業です。
実習棟の主機関でエンジンの構造を勉強しました。


実習棟にあるのは気筒ディーゼルターボエンジンです。
100トンくらいの漁船で使われているものです。


先日、ヤマハ発動機さんでエンジンの分解組立実習をさせていただきました。
あの時はゴーカート用の2サイクルエンジン。
これは大型船の4サイクルエンジンなので、大きいし複雑になります。
エンジンの断面図を見ながら、各部位の名称、働きを確認しました。

学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

 園長のつぶやき
大型漁船では、私よりも年齢の高い人たちが現役で働いています。
「生涯現役(しょうがいげんえき)!」
はすばらしいですが、裏の事情もあります。
海技士資格保有者だったり、技能の優れた人が足りないことから、
「辞めるに辞められない」
と言う人が多いんです。

実際、沿岸漁業も含めて漁師の高齢者が圧倒的多数!
昔は各漁協に「青年部」がありました。
人が減って「青壮年部」となり年齢を拡大。
その青壮年部も存続が厳しい状況です。

これは若い人にとっては大きなチャンス。
あと何年かは高齢のボスたちとの仕事に苦労するかも知れません。
しかし、その人たちが引退するのは、そんなに未来ではありません。
それまでに一人前に仕事ができるようなっていれば、どうなるか?
若くして漁労長などの要職(ようしょく)が待っています。

なかでも遠洋マグロ漁船は高齢化が進んでいます。
最近、学園の卒業生でも、二十代半ばで機関長になった人がします。
これから、こんな人が増えていくはずです。

現時点で人気がない仕事こそ、狙い目だったりします。
遠洋マグロ漁船は、まさにその筆頭じゃないかな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする