静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

カッター訓練初日

2019年05月16日 09時00分00秒 | 実習

いよいよ海上でのカッター訓練が始まりました。
水産高校の艇庫にでかけ、オールなどの機材を積み込みます。


そして二艇に分かれ、出発。
驚くほど元気いっぱいで、大きな声を出していました。


・・・がさすがに、最初は漕ぐのがバラバラ。
みんな難しさが分かったようです。
でも、この勢いなら大丈夫かな?


学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
今年度の見学会の日程もご紹介しています。
もちろん、今月もありますよ!

 園長のつぶやき
「漁師になるために学園に来たのに、なんでカッターなんか・・・」
と思う生徒もいるでしょう。

学園生の多くは釣りが好きで、それが漁師をめざす「きっかけ」です。
漁師になれば、魚を捕ること自体が仕事になります。良いですね!
・・・なんですが、実際の漁師は魚を捕ること以外にたくさん仕事があります
むしろ、魚を捕ることは仕事に一部でしかありません。

学園に入学すると、そのことが分かってきます。
そこで、一部の人は漁師と言う職業が、急に魅力をなくします。

このため、入学希望者への学園説明では
「漁師の仕事は魚を捕る以外の方が多い。
 学園でも、魚を捕る以外のことを中心に学ぶ」
ことをお話ししています。

実際に就職しても、魚を捕る作業はすぐにさせてもらえないことが多いです。
見習いとして、多くの雑用ばかり...も珍しくありません。

このときに「腐ってしまう」のか「周りの役に立とう」とするのかが分かれます。
先輩漁師も、ずーと雑用をさせるつもりはありません。
雑用をさせて「この新人はどれだけ仕事ができるんだ?」とみています。

話しを戻してカッターです。
生徒には、「カッター訓練をやる意味を考えるように」言いました。
一人一人が自分の答えをみつけてくれることを期待しています。

コメント
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