静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

釣り込み練習初日

2019年10月18日 08時51分03秒 | 実習

予定を変更して、釣り込み練習を行いました。
本当は月末から始める予定だったんですが、新聞の取材があり記者さんの希望に合わせました。
マスコミの方への協力は惜しみません!取材大歓迎です。
でも海技士試験中だったので、ちょっと少ない人数です。

初日なので、動きを覚えることが大事。
軽い3キロの重りで練習しました。
動作がぎこちないですが、どんどん上達するはず!



最後に二丁釣りもやりました。

 静岡県立漁業学園
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
電話 054-627-0219
学園の見学は随時(ずいじ)、受け付けています。
詳しくは学園ホームページをこちらをご覧ください。
できれば授業や実習の見学できる、平日の見学がおすすめです。
平日の見学は園長にご相談ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/h30kengaku.html

 園長のつぶやき
漁師を含む職人の仕事はもっと見直されても良い気がします。
一人前の職人になるのは簡単ではありません。
長い年月をかけて腕を磨く必要があります。

ここで問題になるのが、世の中の高学歴化です。
多くの人が、高校、さらに大学以上へ進学し高度な学力、知識を得るのは良いことです。
ただし、現実を見るとどうでしょう?
高校進学のために、中学の学習を理解しているのは半分もいるでしょうか?
なのに、ほとんど中学生は高校に進学し、さらに、その半数は大学に行きます。
大学で教わることより、別の適正がある人まで大学に行っているんではないでしょうか?

さて、高学歴化のなにが問題か、です。
10代は勉強するのに適した時期ですが、技を身につけるにも最適な時期です。
20代では遅い・・・とは言いませんが、早ければ早いほど、技の習得も容易です。

漁師の仕事は、単なる肉体労働ではありません。
的確な情報判断が常に求められる、高度な頭脳労働でもあります。
漁船のトップである漁労長になるには、船のことがわかり、魚のことがわかり、海のことがわかる必要があります。
二年や三年で、たどり着けるものではないのです。

周りの同級生が大学に行くから。
あるいは、特にやりたいことがないから。
・・・という理由で進学するのは、単なる判断の先延ばしです。
先延ばしした期間だけ、仕事への順応力が失われます。
少なくとも高校生になったら、自分の仕事、自分の将来を一生懸命考えて欲しいです。

コメント
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