静岡県は、地域ごとに様々な水産業が根付いていますが、その地域によって特徴的な水産施設が設置されています。
今回、静岡県の榛南地域に位置する御前崎地区の施設見学に行ってきました。
御前崎の市場に水揚げされる魚の様子や、セリの時間に間に合わせるため、学園の出発が午前5時半でした。
最初は、定置網で漁獲された様々な魚や、近海一本釣船が釣ってきたカツオの水揚げの様子を見学しました。
学園のある焼津で水揚げされるは、そのほとんどが冷凍なので、生のカツオが水揚げされる様子を見られるのは、新鮮に感じられます。
ちょうど、静岡県水産・海洋技術研究所の研究員が、カツオの資源を推定するデータとするための体長測定を行っており、そのお手伝いをさせていただきました。
セリの様子を見た生徒からは、セリ人や仲買人が発しているよく分からない言葉と、その競り落とされるスピードに驚いたようです。
その後、港に係留されている海上保安庁の巡視船の前で、まずは日課となっているラジオ体操です。
また、南駿河湾漁協に伺い、最近ブランドとして取組んでいる「波乗りサワラ」の話や、近海カツオ船に乗っていた元漁師の漁協職員の方からは、カツオ漁の様子などが直接聞くことが出来、貴重な情報収集の機会となったようです。
質問も、活発に出ていました。
次に伺ったのは、栽培漁業として放流される魚介類の稚魚を生産している「静岡県温水利用研究センター」です。
ここでは、ヒラメ、トラフグ、アワビの放流用種苗(赤ちゃん)を見せていただきました。
初めて見る稚魚に興味がわいたようです。
将来、これらの種苗を自らの手で放流することになる生徒がいるかもしれません。
そのほか、御前埼灯台や浜岡の原子力館も寄って、地域の様子も勉強してきました。
※ 学園の見学説明会の申し込みを随時受け付けております。
漁師になることを考えている方、学園に興味のある方の来園をお待ちしています。
「Zoom」による説明も可能です。
詳しくはホームページ https://gyogaku.com/setsumei/
をご覧ください。