静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

まき網漁船のレッコ・ボートを任されたN君 (40期生)

2012年10月12日 09時30分00秒 | 卒業生の活躍
40期生のN君(18歳)が10月4日に学園に来てくれました。
N君が就職した大中型まき網船は、網船(本船)、運搬船、火船、探索船で構成され、船団で操業します。
沖合を回遊しているイワシ・アジ・サバ・カツオ・マグロ等の魚群を長さ1500~1600mの網で一気に巻いて、漁獲する豪快な漁法です。

N君は、新人ながら網船に乗船して、「レッコ・ボート」を担当しています。
「レッコ・ボート」というのは、魚群を発見して、網船がまき網を送り出す時に、その網の一端を保持する船のことです。

ただ、単に網を保持しているのではなく、魚の群れの動きや網船の位置、網を閉じる時のタイミングなど、その時々の条件でベストが求められます。
最初は失敗して、他の人に交替させられたこともあったそうですが、今では、「レッコ・ボート」のポジションを取り返して、しっかり守っているそうです。


 Q:良かったことは?
 A:精神的にも体力的にも、とてもきついと思うが、その分やり甲斐を感じる。
   魚が比較的安定して獲れる。大漁の時は、とてもうれしい。
   船が大きく、人が多いので、協力して仕事ができる。
   また、色々な仕事を覚えることが出来る。
   給料は十分、もらっている。
  (ただ、給料をたくさんもらいたいだけで、漁師になろうとしてもなれない。)


 漁師は、海のスペシャリストです!

詳しくは、学園ホームページの「卒業生は今・・・」(No.11)のコーナーに紹介しますので、ご覧ください。
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