静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

六分儀の実習

2021年11月02日 17時25分57秒 | 実習

六分儀(ろくぶんぎ)という計器、知っている人は少ないと思います。

漁師でも、見たり使ったことがある人はどれほどいるでしょうか?

元々は、天体観測に使われたものが小型化され、後に天測航法に使われたそうです。

この計器は、円周の6分の1(60度)の目盛りをつけた弧などから構成されています。
これが、名前の由来だそうです。

航行中の船舶において、天体の高度を測定して位置(緯度・経度)を決定する航海用具として使われます。

航海専攻の生徒が、その実習を行いました。


もちろん生徒が手するのは、初めてです。
水平線が見える場所で行うため、静岡県水産・海洋技術研究所の屋上での実習です。

今は、電波を使ったGPSシステムによりこの道具を使うことはまずありませんが、六分儀を使った天測航法の仕組みや技術を習熟することは、航海士となるためには欠かせません。

この実習は、今月出航する遠洋航海実習においても行います。

 

※ 学園の見学説明会の申し込みを随時受け付けております。
  漁師になることを考えている方、学園に興味のある方の来園をお待ちしています。
  オンライン(「Zoom」)による説明も可能です。
  詳しくはホームページ https://gyogaku.com/setsumei/
  をご覧ください。


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