静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

連休明けて、学園の再開

2017年05月10日 15時54分43秒 | 実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
学園のホームページはこちらです。
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

8日の夕方に生徒が寮に戻り、9日から授業が再開しています。
全員、元気に戻りました!...と言いたかったですが、一人不調な生徒が。
急性の副鼻腔炎(蓄膿)でした。黄砂の影響でしょうか?
でも授業、実習には差し支えないようで一安心。

ロープワーク実習では、こんなこともやります。
コイルと呼んでいますが、手繰ったロープを円を描いて積んでいく作業です。
簡単に見えますが、素早くきれいにやるのは、これはこれで熟練が必要です。
すぐには先生のようにはできませんが、それでも
「なかなか上手な人が多い」
とお褒めの言葉がありました。
これも、漁船では頻繁に行う作業です。
漁師と言えど、実際には魚を獲る以外にたくさんの技術が必要です。

漁師になりたい方の学園見学はいつでも受け付けています。
今週末は来年度の入学説明会があります。
必ず、事前に参加希望をご連絡くださいね。お待ちしています。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

 園長のつぶやき
今年度も、県内の高等学校などに学園の入学説明に巡回を始めました。
特に、生徒の出身校については、入学後、あるいは就職後の様子を報告するようにしています。
がんばっていることを説明すると、高校の先生方も安堵されます。
県外の学校には行けませんが、お手紙などで報告することを考えています。

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連休明けて、学園の再開

2017年05月10日 15時54分43秒 | 実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
学園のホームページはこちらです。
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

8日の夕方に生徒が寮に戻り、9日から授業が再開しています。
全員、元気に戻りました!...と言いたかったですが、一人不調な生徒が。
急性の副鼻腔炎(蓄膿)でした。黄砂の影響でしょうか?
でも授業、実習には差し支えないようで一安心。

ロープワーク実習では、こんなこともやります。
コイルと呼んでいますが、手繰ったロープを円を描いて積んでいく作業です。
簡単に見えますが、素早くきれいにやるのは、これはこれで熟練が必要です。
すぐには先生のようにはできませんが、それでも
「なかなか上手な人が多い」
とお褒めの言葉がありました。
これも、漁船では頻繁に行う作業です。
漁師と言えど、実際には魚を獲る以外にたくさんの技術が必要です。

漁師になりたい方の学園見学はいつでも受け付けています。
今週末は来年度の入学説明会があります。
必ず、事前に参加希望をご連絡くださいね。お待ちしています。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

 園長のつぶやき
今年度も、県内の高等学校などに学園の入学説明に巡回を始めました。
特に、生徒の出身校については、入学後、あるいは就職後の様子を報告するようにしています。
がんばっていることを説明すると、高校の先生方も安堵されます。
県外の学校には行けませんが、お手紙などで報告することを考えています。

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47期生ぞくぞく出航 第22明豊丸

2017年05月09日 08時04分18秒 | 卒業生の活躍

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
学園のホームページはこちらです。
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

昨日のブログでご紹介した永盛丸の出航と同日の夕方、伊豆出身のK君が乗る第22明豊丸も出漁になりました。
彼は、伊豆にある農業高校の出身。農業高校から学園に来る人、実は多いんですよ。
県内と言うことで、ご家族も見送りにいらっしゃっていました。
食物アレルギーがありますが、自分で気をつけながら対応するそうです。
食料はたくさん用意したそうですよ。

そして、彼はあの画伯です。
http://blog.goo.ne.jp/gyogaku/d/20170308
船になれたら、また学園に寄贈をお願いします!!

通常、新人は一人ですが、今回は彼の他に2人が乗船。東北の水産高校出身だそうです。


切磋琢磨して成長して欲しいと思います。

漁師になりたい方の学園見学はいつでも受け付けています。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

今年も学園の見学会を開催します。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
また、県内の中学など、ご要望があれば説明に伺います。


 園長のつぶやき
東北の水産高校から、本県の遠洋漁船に乗る人は少なくありません。
定着率も高いそうで、業界からの評価も高いです。
しかし、学園は漁師になるための専門校。
身につけた技術や知識は、水産高校の卒業生に決して劣りません。
さすがに同期になるのは珍しいですが、年配の東北人より言葉が通じやすくて良かったかも。

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47期生ぞくぞく出航 第8永盛丸

2017年05月08日 14時46分59秒 | 卒業生の活躍

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
学園のホームページはこちらです。
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

ゴールデンウイークも終わり、今日の夕方に48期生が戻ってきます。
そして!遠洋漁船の人達は、ゴールデンウイークなんて関係なしに働いていますよ!
世間が休みの間に、47期生がぞくぞくと初出航でした。
今回お知らせするのは、はるばる新潟県から来たK君です。
ものすごい努力家で、昨年度に3級機関の筆記を合格した一人です。
知事表彰も受けています。

この船の漁労長は、しっかりした方で仕事の上では厳しいそうです。
でも、彼なら心配ありません。
学園の時と同様に、すぐに回りからの信頼を勝ち取ることと思います。

すでに1航海を終えてきた、別のかつお船に乗るS君から動きやすいカッパをプレゼントされていましたよ。

漁師になりたい方の学園見学はいつでも受け付けています。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

今年も学園の見学会を開催します。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
また、県内の中学など、ご要望があれば説明に伺います。

 【カツオ船とビンナガ】
かつお一本釣り漁船は、カツオだけ無く小型のまぐろであるビンナガもターゲットです。
特に、初夏の時期は近海のビンナガを獲りに行くことが多くなります。
はごろも缶詰のシーチキンで「一本釣り」と書かれている商品をご覧になったことがありますか?
あれは、一本釣りで漁獲された鮮度の良いビンナガを使っています。
なぜか、値段もそんなに高くないので、食べ比べてください!
ちなみに、「シーチキン・マイルド」は原料がカツオですよ。
ただし、今はカツオの値段が高いので第8永盛丸も、カツオを獲りに行くかもしれないそうです。

 園長のつぶやき
玉石混淆...価値のあるものと無いものが混ざり合っていることです。
学園に入学してくる生徒は玉石混淆です。
我々は、普通の石も磨き上げて、光り輝く玉にしなくては行けません。
そして、なにより生徒自身が自覚を持って自分を磨く必要があります。
K君は入学したときから玉だったかもしれません。
誰よりも自分を磨きました。最初から自分を磨くことが出来る人だったから玉と言えると思うのです。
きっと、これからも自分を磨き続けることと思います。
残念ながら、学園にいる1年間で自分を磨けなかった人もいます。
学園はたったの1年間です。
その間で磨けることには限度があります。
だから、学園にいる間に自分を磨ける人に育てなくはなりません。

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47期生ぞくぞく出航 第38勝栄丸

2017年05月02日 11時37分06秒 | 卒業生の活躍

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
学園のホームページはこちらです。
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

ゴールデンウイークで学園は休校中です。
しかし、第38勝栄丸に乗る47期生のO君の初出航がありました。
3月31日のブログで、彼の卒業作文をご紹介しています。
http://blog.goo.ne.jp/gyogaku/d/20170131

勝栄丸はここで紹介されています。
http://sasuta-yaizu.com/shouei/
彼が乗る第38勝栄丸は上のホームページにありません。
新造船ではありませんが、新しく勝栄丸ファミリーに加わった船です。

長野から漁師になるために学園に来ました。
体格に恵まれているので、ガンガンかつおを釣ってくれると思います。
先日、20才になりましたが、成人になってもタバコやパチンコはしないようにね。


漁師になりたい方の学園見学はいつでも受け付けています。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

今年も学園の見学会を開催します。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/harunokengakukai.html
また、県内の中学など、ご要望があれば説明に伺います。

 【ブライン凍結】
遠洋で漁獲されたカツオは-20度くらいの濃い食塩水で、一気に温度を下げて鮮度を保持します。
この食塩水はブライン液と呼ばれます。つまり、食塩で作った不凍液です。
このブライン液に入れられたカツオは1分で仮死状態(動きが止まり、内部温度が上昇しなくなる)、8時間で芯まで凍るそうです。急速冷凍することで、冷凍による細胞破壊を防ぐこともできます。
ブラインで芯まで凍ったカツオは、さらに温度が低い冷蔵庫に移されます。これをシフト作業と呼びます。
シフトをすることで、長期航海でも鮮度が保たれる訳です。

かつお船は、ブライン用にたくさんの塩を使うのですが、市場に積み込み前の塩が置かれていました。
すごい量ですね。

ブラインによる凍結はカツオ以外でも行われます。
マサバは刺身でもおいしい魚ですが、鮮度が落ちやすくアニサキスという有名な寄生虫がいる場合があります。ブラインで凍結することにより鮮度と身質を保ち、加えてアニサキスを死滅させることができます。

 園長のつぶやき
最近の学園生は、長野、山梨を始め、県内でも山間部など海がない場所が出身の人が少なくありません。
後は都内、静岡市、浜松市などの都市部とか。
むしろ、漁村、あるいは焼津のように漁業がある地域の出身者の方がまれです。

なぜでしょう。
職業は自由に選ぶことができますが、多くの職業から一つを選ぶのは大変なこと。
この学園ができたころは、漁村部の多くの中学生にとって漁業に就くのは当たり前。
水産高校に行くか、学園に行くかを選ぶくらいでした。
現在は漁村域でも情報があふれ、多くの若者が地元を離れて漁業以外に就職します。
高校進学者の増加が拍車をかけました。

逆に今は、本当に漁師をやりたい人が全国から学園に来るようになりました。
数ある職業の中から漁師を選んだ生徒を大切に育てたいと思います。

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