静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

遠洋航海実習6日目

2023年11月22日 09時37分49秒 | R5遠洋航海実習
11月22日 水曜日
「やいづ」は昨日鹿児島港に入港し、午後から生徒達は上陸研修を実施しました。以下、昨日の日誌です。
入港作業は危険が多く、いつもより緊張しました。鹿児島研修では、西郷隆盛の記念館やお墓に行きました、記念館では西郷さんの歴史についてよく知ることができ、まさか西郷さんが下から出てきて、勝海舟は背後から出てきたので驚きました。あと、ライトがまぶしかったです。城山では、桜島がきれいに見えたので良かったです。西郷さんのお墓では西郷さんのオーラを感じて凄くパワーがもらえた気がします。自由行動では、白熊アイス・かるかん饅頭・鹿児島ラーメンを食べました。今日は楽しい一日でした。


上陸研修初日は維新ふるさと館と西郷隆盛のお墓などを巡り、幕末から維新の歴史を学んできました。自由行動では鹿児島名物 白熊など、ご当地グルメ巡りをした生徒が多かったようです。

12月は見学説明会強化月間です。詳細は学園ホームページの注目の情報をご覧ください。 https://gyogaku.com



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遠洋航海実習5日目

2023年11月21日 08時54分15秒 | R5遠洋航海実習
11月21日 火曜日
「やいづ」は現在、鹿児島港沖で停泊中で全員元気だということです。このあと鹿児島港に入港し3日間の上陸研修を行います。
以下、20日(月)の生徒の日誌です。
今日から実習や課業などをみんなとできました。朝の朝礼、体操、ヌーンレポートなどの主直の仕事など、全くわかってない状況で周りに合わせるのは大変でした。しかし他の生徒や先生方のおかげで、今日をやり遂げることができた気がします。しかし、ずっと横になっていたこともあって船酔いに慣れず、デッキ磨きの時には手を出すべきところで手を出せなかったり、力を入れたいときに力を入れられなかったりしていたので、早く万全の状態にしていきたいです。他にも声が小さい、元気がないと言われることが多かったので明日からは、もう少し声を出してみようと思いました。そして、船酔いに負けないように作業には積極的に手をだしていきたいです。


園長のつぶやき
船酔いは人によって慣れるまでの時間が異なり、なかには全く酔わない人もいます。昨日の日誌の生徒は、体調不良で寝ていたので仕方ないですが、船酔いで気持ちが悪いからと横になっていてはいつまでも慣れません。自分が調査員として船に乗っていた時も、初日は船酔いしましたが時々トイレに駆け込みながらもブリッジに立ち続けていました。その方が体が慣れて早く楽になれることを知っていたからです。鹿児島までの航海では克服出来なかった人も、陸に上がれば直ぐに治ると思います。生徒には、まじめにやる時と楽しむ時、生活にメリハリをつけろ!と言ってきました。上陸研修では楽しみの部分も多いと思います。有意義な時間を過ごして欲しいと思います。

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遠洋航海実習4日目

2023年11月20日 09時54分13秒 | R5遠洋航海実習
11月20日 月曜日
金曜日は凪悪く、出港式のあと「やいづ」は焼津港沖で錨泊していました。昨日の午前中に抜錨し、現在は最初の寄港地である鹿児島へ向かっています。
以下、17日(金)の生徒の日誌です。
今日は、辛い1日でした。出航式では、来賓者や保護者の人が思ったよりも、たくさん来ていて、自分は大きな声をだすのが苦手なので緊張しました。その後の登舷礼では、ぼうふれのときにミスをしてしまいました。たくさん練習をしたのにミスをしたので悔しかったです。ですが、親にかっこいい姿を見せることができて良かったです。出港時に紙テープもたくさんあり、とても綺麗だと思いました。その後は船で沖まで行きました。船の横揺れがすごくとても気持ち悪いです。はやくこの横揺れに慣れて楽になりたいです。明日から当直もあるので頑張っていきたいです。


18日(土)の日誌です。
今日は朝目覚めると少し揺れていましたが、昨日よりも酔いが治まっていました。朝の点呼では主直の仕事を覚えきれていなくて大変でしたが、その後の課業で復習をしたので、次は大丈夫だと思います。刺し継ぎでは他の人達よりも早く出来たので気持ちよかったです。西高東低の冬型の気圧配置になり、風がとても強くそれに寒気が通過して冷たい風が吹いたので、寒かったです。自由時間では釣りをしました最初はなにも釣れませんでしたが、たまたま太刀魚を釣り上げることができました。今日からはじめての当直なので頑張りたいと思います。

出港式のあと金曜の夕方の時点ではほとんどの生徒が船酔いでダウンしていたようですが、翌日には体が慣れてきたのか魚釣りをして過ごした生徒もいたようです。
鹿児島に向けて航海中の19日(日)の日誌です。
今日の刺し継ぎについて、午前の課業は甲板で行う予定でしたが、気象が悪かったため、室内での刺し継ぎに変更になりました。刺し継ぎでは、三本刺し・七本差し・バックスプライスの三種をしました。もう少し刺し継ぎの速度が上がるように頑張っていきたいです。自習は、各自の進めるべき課題をやり、専攻科生が見ていた近海カツオ船、新人乗組員のVTRを見ました。新人の富山さんは、活餌運びを習っていました。最初は、船酔いでご飯も食べられないほど大変そうでしたが、二か月後には、一人で出来るようになっていました。自分の任された仕事に全力で取り組んでいてVTRが終わる頃には、自信がついた顔になっているように見えました。自分もこの乗船実習を、最後まで頑張っていきたいです。


日誌では西の風、風力7となっていました。風力7は海上では波頭が砕けて白い泡が風に吹き流される状況です。おそらく船酔いに耐えている生徒も多いと思います。今回の乗船実習は、入学以来7か月間学んできた知識や技術を洋上で試す機会です。船酔いなど乗り越えなければならない試練もあります。自然の雄大さや怖さを感じることもあれば、魚を獲ることの楽しさ、仲間と力を合わせて仕事をする楽しさを感じるられることもあると思います。自然の中で仕事をするということがどういうことか、しっかりと学んできてほしいと思います。

実習船「やいづ」のFacebookでは出港時の船内の様子もご覧になれます。こちらもご覧下さい。https://www.facebook.com/people/実習船-やいづ/100057049135915/



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遠洋航海実習 出港式

2023年11月17日 17時40分15秒 | R5遠洋航海実習
11月17日 金曜日
本日、13時から出航式を行いました。
午前中まで曇り空で時より強い雨が降る状況でしたが、出港式の開始前から雨が止み、出港の時間には晴れ間も見えるようになりました。昨年までは新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に配慮して来賓の招待を自粛、式の内容も簡略化させて頂いていましたが、今年は盛大に出港式を実施することが出来ました。
生徒と引率教員の紹介、園長挨拶の後、当学園後援会顧問の焼津市中野市長様、良知県議会議員様より御祝辞を頂戴しました。


続いて「やいづ」の佐藤船長から訓示をいただきました。

最後に、生徒を代表して、航海専攻の富山翔成君から元気よく誓いの言葉がありました。短くない内容でしたが、淀みなく、大きな声でやってくれました。

式は20分程度で終了し、その後岸壁に移動して生徒が乗船しました。

静岡賛歌「富士よ夢よ友よ」が流れる中出航しました。出港に際し敬意を表するため、生徒全員が舷側に整列する「登舷礼」を行いました。


保護者をはじめ、関係者の見送りを受けて紙テープがたなびきます。

生徒は船上からヘルメットを振って見送りに応えていました。

今年度も多くの保護者の皆様においでいただき、生徒達には大きな励みになったことと思います。

一か月後、一回りも二回りも成長した海の男になって帰ってきてくれることを楽しみにしています。

学園の週末見学会参加者募集中です。今月の開催日は11月25日(土)、26日(日)です。見学会の詳細はこちらをご覧ください。 https://gyogaku.com/setsumei/

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遠洋航海実習(停泊実習3)

2023年11月17日 09時20分23秒 | R5遠洋航海実習
11月17日 金曜日
停泊実習3日目であった昨日からは船に宿泊し、本日の出港に備えました。学園には実習船やいづから前日の日誌と写真が数枚メールで送信されてきます。これから航海実習中は、送られてきた生徒の日誌から遠洋航海実習の様子を紹介することとします。週末の分は月曜日にまとめて紹介します。
以下、昨日の日誌です。

今日は、忙しい1日でした。乗船式があって、水産高校の教官・静岡県立漁業高等学園の大村先生と日野山先生、やいづの乗組員の紹介がありました。まだ顔と名前が一致させることができませんが、明日から少しずつ顔と名 前を覚えていきたいです。今日は、シフト作業でフェンダー作業しかやっていませんがほかの仕事も少しずつ覚えていきたいです。専攻科生による航路研究発表会がありました。詳しい航路の説明を受け、質問にも答えてもらいました。自分でも理解することができ、専攻科生との差を実感しました。


水産高校の専攻科は、3年間の高校生活が終了したのち船舶運航のスペシャリストを目指す者が進む2年間の学科で、卒業後は船乗りを目指す生徒がほとんどです。既に遠洋航海実習も複数回こなしており現時点での経験値は学園生より数段上です。同世代である専攻科生と一緒に実習することは、同じ道を目指す学園生にとっても良い刺激になると思います。将来、同じ漁船で働いたり、漁場で会うこともあるかもしれません。この出会いを大切に、生涯の友として親交を深めていって欲しいと思います。

本学園のXには、引率の教員がもう少し多くの写真を投稿してくれています。こちらもご覧ください。https://twitter.com/wakataka2023
学園の週末見学会参加者募集中です。今月の開催日は11月25日(土)、26日(日)です。見学会の詳細はこちらをご覧ください。 https://gyogaku.com/setsumei/



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