後志管内倶知安町の陶芸家、林雅治さんの個展が、抽象画や現代美術の作家が多く使うギャラリーミヤシタでひらかれたのは初めてです。
長年続けてきた、陶による造形を目指すグループ「NAC」が今年限りで終わり、林さんもひとりで活動を続けていくことになりました。そのタイミングで、うつわの出品がまったくない、オブジェのみによる個展を「ミヤシタ」でひらくというのは、ひとつのけじめというか、節目のようなものにな . . . 本文を読む
会場で、札幌の陶芸家・木村初江さんに、4年ぶりに会った。
この文の末尾のリンクでもわかるように、かつての木村さんは、道内の美術家でも指折りのペースで個展をひらいていた。
これは、彼女が、陶磁のうつわの個展のほかに、インスタレーションや造形の発表も行っていたことも一因だ。
伝統にとらわれず、モノトーンを基調としたシャープなオブジェや立体は、道内でもほとんど取り組む人のないものだった。
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