(承前)
終点は、役場の前の道路ではなく、役場の敷地の中にバス停があり、バスも乗り入れるのであった。
雨がふりだした。
目的地の町農村環境改善センターまでは歩いて数分だ。
なぜ新十津川まで来たかというと、道展に何度も入選している人が町農村環境改善センターの町民ギャラリーで個展をひらいているという情報を得たからであった。
しかし、個展は、道展で見るような独特のタッチの油絵は1点もな . . . 本文を読む
(承前)
道立旭川美術館での「一ノ戸ヨシノリ展」の会場に1枚のモノクロ写真が飾ってあった。
男性3人がギャラリーの中ですわって話している。
説明には、こうある。
'73連鎖展(12稜空間)序展(大丸画廊、札幌、1973年)、一ノ戸は右端
1970年代前半は、さまざまなグループ展が開かれ、既存の美術展に対抗した。
'73連鎖展(12稜空間)は、いわゆるグループ展というよりも、最初 . . . 本文を読む
北海道の風土はどこでも同じではない。
北のほうを小さく見せるNHKのアホ天気予報のせいなのか、あるいは、富良野のラベンダー畑から函館の外人墓地へとあっという間に刑事が移動している2時間ドラマのせいなのかはわからないが、北海道のほんとうの大きさを読み誤っている人が多い。
札幌で雪が舞っているとき、小樽や留萌は吹雪かもしれないし、函館は雨かもしれない。そして、たぶん帯広や釧路は晴れているだろう。 . . . 本文を読む
毎日新聞2009年3月22日国際面の記事から。
【ローマ藤原章生】金融危機により欧州の中でも経済低迷が深刻なイタリアでは、美術や音楽鑑賞、スポーツ観戦、書籍販売が昨年比でかなり伸びている。「危機の時こそ目を肥やし、お金をかけず人と交流するという国民性の表れ」とレプブリカ紙は分析している。
同紙とイタリア作家編集者協会の集計によると、自動車や外食、旅行、衣料品販売が落ち込む一方、外国人観光 . . . 本文を読む