北海道美術ネット別館

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矢崎勝美展(9月9日で終了)

2006年09月10日 07時16分07秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 国際的に活躍する札幌の矢崎さんがことしもモノタイプ版画のシリーズ「cosmos」を発表しています。時計台ギャラリーでの個展は1975年からほぼ毎年ひらいており、今年で29回目ということですから、その精力的な活動には頭が下がります。
 「cosmos」シリーズは、オフセット印刷した紙にシルクスクリーンをかけ、さらに手で彩色するという複雑な工程を経ていますが、見るにあたっては、とくに予備知識はいらないと思います。光が明滅する宇宙空間に思いをはせれば良いのではないでしょうか。
       

 ギャラリーでは、ずいぶん長い時間矢崎さんと雑談してしまいましたが、話題は美術ではなく、誰それが亡くなったとか、病気だとか、そんな話ばかり。矢崎さんは1940年生まれとは思えぬ若さですが(室蘭で「40歳ぐらいですか」と言われた由)
「オレたちもそろそろそういうトシになってきたんだよな」
としみじみ言っていました。
 近く、後藤和子さん(江別)との2人展をひらくため、パリに行くそうです。

9月4日(月)-9日(土)10:00-18:00(最終日-17:00)
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A

□矢崎さんのサイト「cosmos」

■2003年11月の個展
■03年9月の個展


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