日高管内日高町(旧門別町)の道展会員、千代明(せんだいあきら)さんの、ひさしぶりの札幌での個展。以前から抽象画を制作していましたが、今回は、抽象画と、そこから飛び出してきたような立体とがならぶ展覧会になりました。
「つぎの個展はどうしようかと、1000枚におよぶドローイングを描いていたんです。そしたら、そこにかいた線が浮かび上がって、飛び出して見える。これは、じっさいに飛び出した作品を作ったらいいんじゃないかと」
千代さんは自動車整備工場で働いているので、鉄の熔接はお手のものです。表面に塗られた、メタリックな塗装も、自動車用のものだそうです。
「先月のプラスワンのときとちがって、壁から離して見る人が回って見られるように置いてみました」
なるほど、こうして見ると、立体といっても、もともと彫刻を作っていた人の発想とはまったく異なるのがわかります。千代さんの作品には、量塊うんぬんという発想がない。さらさら、ぐるぐるっと紙に書いた線が、肥痩もそのままに、立ち上がってきた感じです。色を着けるという発想も、彫刻家にはなかなかできないと思います。
立体のところどころに、ガラス玉がすぽっと置かれて、良いアクセントになっています。これは市販のものですが
「こんなによく、周囲の色を反射するとは思いませんでした」
と千代さんは話していました。
出品作は次のとおり。
立体
「SOUND OF WAVE」「DANCE」「CYCLE 1」「CYCLE 2」「RECIEVE 1」「RECIEVE 2」「SWING」「SOUND OF RAIN」
平面
「周期」「周期 №2」「サイクル№1」「サイクル№2」「ループ№1」「大気№2」「春の予感」「流れる風」「流」「目」
9月4日(月)-9日(土)10:00-18:00(最終日-17:00)
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A)
□プラスワンのサイト
■プラスワン展(06年8月)を見た感想
■04年のプラスワン展
「つぎの個展はどうしようかと、1000枚におよぶドローイングを描いていたんです。そしたら、そこにかいた線が浮かび上がって、飛び出して見える。これは、じっさいに飛び出した作品を作ったらいいんじゃないかと」
千代さんは自動車整備工場で働いているので、鉄の熔接はお手のものです。表面に塗られた、メタリックな塗装も、自動車用のものだそうです。
「先月のプラスワンのときとちがって、壁から離して見る人が回って見られるように置いてみました」
なるほど、こうして見ると、立体といっても、もともと彫刻を作っていた人の発想とはまったく異なるのがわかります。千代さんの作品には、量塊うんぬんという発想がない。さらさら、ぐるぐるっと紙に書いた線が、肥痩もそのままに、立ち上がってきた感じです。色を着けるという発想も、彫刻家にはなかなかできないと思います。
立体のところどころに、ガラス玉がすぽっと置かれて、良いアクセントになっています。これは市販のものですが
「こんなによく、周囲の色を反射するとは思いませんでした」
と千代さんは話していました。
出品作は次のとおり。
立体
「SOUND OF WAVE」「DANCE」「CYCLE 1」「CYCLE 2」「RECIEVE 1」「RECIEVE 2」「SWING」「SOUND OF RAIN」
平面
「周期」「周期 №2」「サイクル№1」「サイクル№2」「ループ№1」「大気№2」「春の予感」「流れる風」「流」「目」
9月4日(月)-9日(土)10:00-18:00(最終日-17:00)
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A)
□プラスワンのサイト
■プラスワン展(06年8月)を見た感想
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