ことしの新道展で会員に推挙された札幌の小谷良さん。
会場で、76歳ですとあいさつされましたが、とてもそうは見えない、精力的な活動ぶりです。
「20回目を盛大にしようと思ったら、もう81歳なので、どうなるかわからない。それで今回、(15回の節目で)過去の作品などもたくさん持ってきました」
という意味のことを話しておられましたが、きっと健筆をふるっておられることでしょう。
画歴は長いですが、発表が本格化したのは60歳を過ぎてからだったと思います。
額にガラスが入っているため、画像に照明が反射しています。ご了承ください。
冒頭の右側は、道立近代美術館に取材した「美術館の庭・秋」。いつもより太く丸いタッチで表現された落ち葉が鮮やかです。
そのとなりは、石狩市厚田の海浜プールや日本海を、道の駅から眺めた「水色の空の下で」。
あえてモノクロの部分を残して色を抑えています。
左は「草原にて」。
これも渋い色合いですが、抽象的な模様のような広い草原の表現がおもしろいです。
「ベンチ」。
講評で先輩画家から、ベンチの表現が弱いといわれて、その部分を描き直したと話していました。
公園に差し込む太陽光線がシャープに画面を引き締めています。
全体に、明暗の差がはっきりしているのが、全体を印象的なものにしていると思います。
左の小品は「流星」。
今回は新旧の作品を織り交ぜて展示しており、飲食スペースにもたくさん並んでいます。
左は「水の教会」。
横長の変形作品が多いのも特徴です。
以前流行したパノラマ写真のように、風景がすっきり広々と見えます。
濁りのない明快な色調と、コントラストのめりはりがついた画面は、一般の人に受け入れられやすい小谷さんの美質でしょう。
2024年8月28日(水)~9月2日(月)午前11時~午後6時(最終日~5時)
カフェビストロ+ギャラリー・オマージュ(札幌市中央区南1西5 プレジデント松井ビル100)
過去の関連記事へのリンク
■柴垣誠 × 小谷良 水彩画二人展 Water (2023)
■小谷良 × 柴垣誠「水彩二人展 Water」 (2022)
■第62回日本水彩画会北海道支部展 (2022年4月、画像なし)
■第64回新道展 (2019)
■第59回日本水彩画会北海道支部展 (2018、画像なし)
■小谷良 水彩画展―時をとめてVIII・季節の中で (2017、画像なし)
会場で、76歳ですとあいさつされましたが、とてもそうは見えない、精力的な活動ぶりです。
「20回目を盛大にしようと思ったら、もう81歳なので、どうなるかわからない。それで今回、(15回の節目で)過去の作品などもたくさん持ってきました」
という意味のことを話しておられましたが、きっと健筆をふるっておられることでしょう。
画歴は長いですが、発表が本格化したのは60歳を過ぎてからだったと思います。
額にガラスが入っているため、画像に照明が反射しています。ご了承ください。
冒頭の右側は、道立近代美術館に取材した「美術館の庭・秋」。いつもより太く丸いタッチで表現された落ち葉が鮮やかです。
そのとなりは、石狩市厚田の海浜プールや日本海を、道の駅から眺めた「水色の空の下で」。
あえてモノクロの部分を残して色を抑えています。
左は「草原にて」。
これも渋い色合いですが、抽象的な模様のような広い草原の表現がおもしろいです。
「ベンチ」。
講評で先輩画家から、ベンチの表現が弱いといわれて、その部分を描き直したと話していました。
公園に差し込む太陽光線がシャープに画面を引き締めています。
全体に、明暗の差がはっきりしているのが、全体を印象的なものにしていると思います。
左の小品は「流星」。
今回は新旧の作品を織り交ぜて展示しており、飲食スペースにもたくさん並んでいます。
左は「水の教会」。
横長の変形作品が多いのも特徴です。
以前流行したパノラマ写真のように、風景がすっきり広々と見えます。
濁りのない明快な色調と、コントラストのめりはりがついた画面は、一般の人に受け入れられやすい小谷さんの美質でしょう。
2024年8月28日(水)~9月2日(月)午前11時~午後6時(最終日~5時)
カフェビストロ+ギャラリー・オマージュ(札幌市中央区南1西5 プレジデント松井ビル100)
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