さぬき市地方は気圧の谷の影響で雲が広がっているが、おおむね晴れていた。気温は2度から9度、風が1mから2mでおだやかな冬晴れの一日と言えよう。
今日はお客様が来られるというので、早めに用事を済ませておこうと出かけた。用事たって重要なことではない。そのついでに氏神さんにも寄ってきた。
こういう村の神社は三が日程度はぱらぱらとお参りがあるが、七日も過ぎると猫の子一匹としていない。ぐるりと境内を回ってみたが被写体になるようなものも見当たらない。
ここの神社の狛犬も「古代型」という形式で口がやたらと大きい。さすがに大阪のおばちゃんにもこんな顔はおらんやろ・・・。
もう一対はこんな狛犬。まさに犬やろ・・・。これは「招魂社型」という狛犬で青銅製。
で、今日はここのお店に行った。さぬき市大川町富田東にある「手打ちうどん杉本」というプチセルフのお店。ご夫婦二人でお店をやっている。
で、いつものしっぽくうどん小で400円。ここの麺は太麺だが、太さも長さも不揃い・・・。そこが手作りの良さなんだろうか。
お客さんはお昼前にやってきてしばらくお話して帰られた。これがお土産にいただいたご本である。ま、学問一途に生きた千葉先生のすばらしい著書だが、田舎の生臭坊主には難しすぎるご本ではある・・・。
これが赤門と呼ばれる「安楽寺」の山門で、享保13(1727)年の建立で、国の登録有形文化財にも指定されているそうである。
お昼からは、ゴミ出しの用意に山の旧宅に行ったついでに、さぬき市多和にある大窪寺の様子を見てきた。さすがに8日ともなると参拝客は少ない。
このあたりになると流れてくる空気も冷たくて肌を刺すよう。おうどんは食べてきたし、お願いするようなこともないし・・・お賽銭ははなから持っていないし・・・ということで、早々に帰ることにした。
これが便所の仏さま「烏枢沙摩明王(ウスサマミョオウ)」で、大窪寺のトイレの前に設置されている。一時、トイレの神さまが流行ったが、この人もけっこう有名人になっていた。
さて、お仕事も本格的に始動、法話用の素原稿20枚を書き上げた。明日からは構成見直しと加除訂正・・・。
今日の掲示板はこれ。「生かさるる いのち尊し けさの春」という中村久子さんの言葉である。中村久子さんは、1897年、飛騨の高山で生れたが、3歳のとき突発性脱疽に罹り、両手両足を無くされた。
春は、全ての「いのち」をはぐくみ、育てる自然の営みの尊さをひとしお輝かせて見せてくれる。中村さんは、その中に生をうけ、生かされている自らに気づかされ、その事実によろこばれたのである。目覚めるたびに今朝も生きているとの確認は、生かされていることの体感であり、実感でもあった。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。