まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

伸びすぎた 野蕗摘みつつ 高い空 

2013年05月26日 | 自然ありのままに

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、雲の広がっている所もあった。27日は、気圧の谷の接近で雲が広がる見込みらしい。気温は18度から28度、湿度は88%から53%。風は4mから6mの南東の風。

  

 「今日は何の予定もないでしょ!」というもんだから・・・「ある・・・」と答えたら・・・「どこどこ、どこに行くの!」と問い詰められて・・・。

 

 「あ、行く行く行くぅぅ・・・」と、まるで子供みたいに・・・。「そんな難しいもの、わからんでしょ・・・」というのに、行くことになった。

 

 ライブは15時半からだというのに、11時前まら用意をして出かけることになった。途中で、お友達に頼まれた「野ブキ(蕗)」を取りながら・・・。「キャラブキ」を作るんだそうで。けいこばぁが潜んでいるのがわかるかな・・・。自衛隊の迷彩色みたい・・・。

 

 こうした、野フキの茎を集めて「伽羅フキ」にするんだそうな・・・。歳をとってくると、昔の記憶が呼び覚まされるものだろうか・・・。

 

 ま、あっちでこれを採り、こちらでこれを採り・・・しながら・・・徳島県に向かって進む。

 

 途中で、奥方作成の「速成弁当」を食べて・・・。昨日の夕食の残り物だな。我が家の迷犬ごんも痩せるはずかも・・・。

 

 ま、あそこにも行きのぉ~、こちらにも寄ったりしぃの~・・しながら・・・徳島県鴨島町へ・・・。スーパーで買い物をしたり、ホームセンターで買い物をしながら・・・。

 

 徳島県吉野川市鴨島町というとこにある「スタジオ ピクニック」というところで行われた「トークライブ」。私のFaceBook友人の 中原大道さんがやるという案内を受けてやってきたもの。ポケットGPSとか、タブレット端末の地図情報を頼りに、迷いながらやってきたが、最終は奥方が通行人を呼び止めて聞いたほうが正確だった・・・(^_^;)。

 

 これがそのライブの様子。普通は「登礼盤」は逆に向いていて、私たちは住職さんの背中を向いているもの。これは「落語」の高座風なやりかた・・・。これで、「声明(しょうみょう)」を読んだり、それを解説してくれるトークショー。ちなみに、この「おじゅっさん:住職さん」の正面には阿弥陀さんの掛け軸が掛けられている。この「おじゅっさん」は、その阿弥陀さん」に対して、お声明をあげ、お念仏している。

 

 これは、第二部の「三奉請:さんぶじょう」のお声明(しょうみょう)と「散華:さんげ」。「ケバ」と呼ばれる、蓮の花を模した紙の札が蒔かれる・・・。

 

 お経というものは、紙のない時代に、お釈迦様のお話や教えを、「歌」にして受け継いで行ったもの。その典型がこの「おしょうみょう」。昔から、覚えにくい物は歌にして記憶をした経験があるはず。「いい国作ろう鎌倉幕府」とか「富士山麓にオーム鳴く」とか・・・「目キロキロ、ヘクト・デカけるメートルが、デシ(弟子)に取られてセンチでミリミリ・・・」とか・・・。あれ、記憶違いかな。

 

 ちなみに、「おじゅっさん」というのは、「僧侶=お坊さん」のことで、必ずしも「住職さん」でないことが多い。讃岐では「おたゆうさん」という言葉があるが、これは「神官」を意味する言葉で、必ずしも「宮司」を意味しない。祢宜(ねぎ)さんとか「権祢宜:ごんねぎ」とかの細部にわたっては意味していないのと同じ・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「すべて 見える世界は その幾層倍もの 見えない世界に支えられている」というもの。これも、お馴染みの「東井義雄先生」のお言葉だと思う。私たちは、触れる・見える・聞こえる・匂える・・・などの五感を通してしか知る世界を持たない。それと同じように、その「幾層倍」もの世界に支えられていることに気づくべきであろう。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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