まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

台風の 去って山辺の 忘れ笠

2014年10月07日 | ふるさと散歩

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は13度から23度、湿度は68%から51%、風は2mから3mの北北東の風が少し。明日の8日は、引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 秋らしい良い天気になったので、香川県立図書館にやってきた。先週だかに借りた本を返却するためだったのだが、このアキニレの様子も見ておきたいと思ったこともあって。ほんのりと紅葉を始めて来ているようだった。

 

 天気がいいのだから、もっと違う場所に行けばいいと思うのだが、その「良いところ」というのが思いつかない。

 

 で、借りていた四冊の本を返却して、また、四冊の本を借りた。その一冊がこれ。

 

 探していた本だった。amazonで探して買おうと思ったのだが安いモノでも2000もするし、高いものになると5,000円もするらしい。必要なのは10数ページだけでいいのだが。

 

 こうした紀州接待講がなぜ生まれたのか・・・などという民衆史である。弘法大師信仰のお膝元から、どうして毎年、たくさんのお接待が届くのか・・・みたいな感動するお話がある。

 

 その後、あちらへ行こうか、こちらへ行こうかと、仏生山法然寺とかの界隈を走ったのだが、結局の薬局で、木田郡三木町とい所にある「手織りうどん滝音」というプチセルフのお店に寄ってみた。

 

 で、ここのおすすめの「まかないぶっかけ小のそのまま」というものを注文した。530円になっていた。消費税が上がってからは30円のアップになったみたい。いざ、食べてみて、麺が多いなぁと思ったが、細麺だったからか、食後、胃がもたれるようなことはなかった。

 

 その後、おなかごなしに、さぬき市前山というところにある「前山ダム」周辺に行ってきた。このダムの周辺に山頭火の句碑が二つあるというのだが、いまだに見つけられていない。ダムの周囲をぐるりと回ってみたが、それらしいものは見えない。こんな、お地蔵さんばかりが幾つも幾つも並んでいるばかり。

 

 で、トイレ休憩でも・・と立ち寄った、この道の駅「ながお」という休憩所。このテーブルの下に何か字を刻んである。

 

 「長尾町 山頭火顕彰会」という字が見える。

 

 おお、これだこれだ。「へうへうとして 水を味ふ」と刻んであるではないか。今日の成果は大きいぞ。しかしのかかし、「笠も漏りだしか」の句碑はまだ見つからない・・・。

 

 午後からもデーターのスキャニング。それをワード文章に落としていく。

 

 こういう作業をしていると時間の流れが速い。あっという間に日が暮れる。

 

 今日の掲示板はこれ。「ゆっくりだからこそ見えるもの えられるものも たっくさんあるよ」というもの。車で走ってしまえば何も見つけることはできないけれど、自分の足で、ゆっくりゆっくり歩いてみれば、思わぬものが見えて来る。あけびの実や落ちたクリの実や、思わぬものが見えてきた一日だった。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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