まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

濡れ伏した すすきに今日の 夢を見る

2014年10月13日 | 今日もしっかりとお勉強・・。

 さぬき市地方は、大型の台風第19号の影響で、激しい雨の降っている所があるらしいが、今の所、雨も風も靜かなものだ。台風は高知県宿毛市に上陸したらしいが、こちらは雨は小雨状態。でも、すぐそばの津田川はごうごうと音を立てて流れている。夕方からは、雨や雷雨となって非常に激しく降る所があるらしい。明日の14日は、台風第19号の影響で未明まで雨が降る見込みとか。その後は寒気の影響で雲が広がるらしい。

 

 そういうことで、今日は缶詰状態でデスクワークの日となった。「雨の降る日は、雨のよに、風吹く夜には 風のように、晴れた朝には 晴れやかに~」である。

 

 で、金曜日、土曜日あたりに見つけた山頭火の句碑を句碑集にまとめる作業をやっていた。志度寺、長尾寺、大窪寺の大師堂脇にあったものや、農村公園になったものなどを、ワード文書で本にまとめる作業である。

 

 そうそう、さぬき市長尾にある宗林寺さんは先代住職さんが俳諧の寺ということで、多くの句碑を乱立しているのだが、今度の住職さんはあんまり興味がないらしいが、先日は暇だったものか、30分ばかりも話し込んでしまった。おかげで句碑探しはできずじまいだった。ここも改めてお邪魔して探さねばならないものが6基も見つかった。でも、ないものないのだけれど。

 

 でも、その住職さんの話では、句碑の拓本を取る人が大勢やってくるんだそうだ。それも女性の方が・・・。で、トイレに困るのだとか。とにかく独り者の住職さんだから、掃除も庭掃除もやっていなくて、荒れ放題のお寺のようなもの。トイレの掃除もできなくて・・・と悔やんでいた。

 

 雨は強くなったり弱くなったりしながら終日降っている。迷犬ごんは「雨だからボク、行かない・・」と、小屋の中で眠っている。夕方の散歩も行かないのだろう。エサも食べずにじっとしたまんま。

 

 さて、興正寺松別院での講演会の依頼が入った。演目は「さぬきの二十四輩さん」である。一昨年かにも別院で講演会をやったのだが、その後、何を思ったのか、パワポの資料を消してしまった。だから、またも最初から作り直しになる。ま、三週間もあるから大丈夫だろうとは思う。

 

 讃岐・・・香川県内には四十四ヶ所の二十四輩さんの遺跡がある。それを全部、紹介するとなると、場所と概要だけになってしまう。ま、最初は、「二十四輩とは何か」から始まって、なぜ、讃岐に、そのようなものが設置されたのか・・という所からお話を進めないといけない。

 

 ま、パワーポイントという便利なものがあるので、これを利用しない手はないというもの。すっかりとパワポの講演会や法話にもなれたもの。要は構成とストーリーをどうするかということやね。でも、こういうお話にはストーリーもないか。

 

 作業の方は、最初の導入部分は終わった。明日からは、それぞれの二十四輩遺跡を順番に一シートごとにまとめる作業。テキストも画像もホルダーごとにまとめてあるのでそんなに心配はいらない。

 

 テレビ画面では四国全体が赤い暴風雨圏内に入っているが、風も雨も静かなもの。このまま、通過してくれればいいのだが。奥方も今日は午後からはお仕事を断ってお昼寝の最中。鼻風邪だというので寝てばかりいる。

 

 さすがに今日は防災工事はお休みをしていて静かなものだ。最近は岩盤地帯に当たったものか、削岩機の音が「カンカンカンカン・・・」と賑やかなのだが。

 

 台風は我が家の上空を通過するらしい。とうとう、大雨・暴風・波浪警報が出たらしい。そういう雰囲気はまるきりないのだけれど。

 

 今日の掲示板はこれ。「悟ってみれば 仏も下駄も同じ木の片である」という一休さんの言葉らしい。別に悟らなくても、仏像も下駄も同じようなただの木片に過ぎない。仏像は人にあがめられるが、下駄は人の足に敷かれる。けれども、元を正せば、どちらもただの木に過ぎない。物事の本質を捉えれば、つまらない事にこだわらずに生きてゆくことが出来る。そうすれば、本当に大事なことが、見えてくる。少しずつでも、つまらないこだわりは、捨ててゆきたいものである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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