まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

雨のあと 光るしずくの ススキの穂

2014年12月16日 | 今日もしっかりとお勉強・・。

 さぬき市地方は低気圧や前線の影響で雨が降っていた。その後も寒気の影響で雲が広がり、雪や雨の降る所がある見込みらしい。気温は5度から10度、湿度は74%から58%、風は2mから5mの西北西の風が吹き荒れていた。明日の17日は、冬型の気圧配置が強まるため雲が広がり、雪や雨の降る所があるらしい。

 

 眼が見えるようになってくるとじっとしていられなくなる。「今日は雨だからおうちにいましょうよ」と、奥方はこどもをあやすように言うのだけれど、青年が初めて運転免許を取ったみたいに、いそいそと出かける用意をしてしまう。

 

 「年賀状を出して来る・・・」と、年賀状の束を掴んで家を出た。

  

 これで、年末の大きな仕事の一つが終わった。

 

 で、次に向かったのが「高松市玉藻町」にある香川県立ミュージアム。ここまで特段の違和感も不安もなくて走って来られた。さすがに高松市内は車が多いが、特段の恐怖感も感じなかった。市内も小雨が降り続いていたが、さしたる問題もなくて地下駐車場に滑り込んだ。

 

 香川県立ミュージアムでは常設展が行われているだけなのだが、「見て・知って・行ってみよう ふるさとの島」という展示が行われている。この展示は12月25日まで行われている。この絵は、「豊島俯瞰図」というもの。

 

 これは直島の「刺し子ドンザ」という漁師の着物である。このさまざまな模様の刺し子で飾られた立派なもの。こういうものは網元しか着られなかったという。

 

 これは「阿波木偶(あわでこ)」の恵比寿だが、イリコで有名な伊吹島の網元宅の神棚にまつられて「漁の神様」の「ヨベッサン」と「リョースケサン(漁助さん)」と呼ばれていたという。

 

 塩飽の島々からは、咸臨丸に乗り組んでいた「向井仁助」の写真やセルビア号の砲弾」、「セルビア号からの感謝状」などが展示されていた。この向井仁助の写真は、讃岐人としては第一号と言われている。

 

 この砲弾は「セルビア号砲弾」とされている。正しくは「英国艦隊から発射された砲弾」というべきもので、慶応二年」に、シルビア号は瀬戸内海には来ていなかったのだけれど。

 

 この書類も「英国軍艦セルビア艦長ジョン氏ヨリ廣島村民宛感謝状」1898年となっているが、1898年にはシルビア号は退役解体されていて存在しないのだが、そういう訂正も修正も行われずに、伝えられたままに展示公開されている。

 

 今日はどこで食べようか、何を食べようかと考えながら走ったのだけれど、結局の薬局で、さぬき市志度まで戻ってきて、「こがね製麺所志度店」になった。「あそこは車線が反対だな」、「あそこは駐車場がいっぱいやな」・・・などと考えながら走ったあげくがここになったのである。

 

 で、今日も「しっぽくうどん小」になって400円。でも、舌が熱をもっているのか、体調が良くないのか、味がいまいちわからない・・・。眼からはおいしそうに見えるのだけれど。

 

 午後からは風も冷たくなってきて、今夜から明日にかけては寒くなるらしい。山沿いでは雪になるという予想が出ている。

 

 今日の掲示板はこれ。「感動させる人も確かに偉いけれども 感動する心を持った人の方がもっとすばらしい!」というもの。ひろはまかずとし(葉墨彩画家)さんの言葉らしい。世間慣れというか世間ずれというか、永く生きていると、だんだんと感動をするこころが薄れてくる。味を感じる舌にも、きれいな音楽を聴く耳にも、良きものを見る眼にも、だんだんとほこりが積み上がり、垢が盛り上がってくるのかも知れないなぁと感じたことだった。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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