まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

山つつじ 花揺れもせず 過疎の里

2017年05月10日 | お役目ごくろうさまであらっしゃいます。

 さぬき市地方は気圧の谷や湿った空気の影響で曇り、雨の降っている所があった。気温は18.2度から22.9度、湿度は90%から70%、風は1mから5mの西の風が一時は強かった。明日の11日は高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 借りていた本の返却期日が明日だということに気づいて、香川県立図書館にやってきた。すっかりとアキニレの若葉で夏らしくなった。

 

 平日の開館直後だから、そんなに利用者は多くない。トイレだけを利用しに来る人とか、新聞だけを読みに来る人とかと、それぞれの思惑でやってくる人もいる。そんな、人間観察も楽しい。

 

 で、五冊の本を返却して、新たにまた、五冊の本を借りた。

 

 「ほっかいどうの狛犬」、「古写真でみる東かがわ」、「ダムに沈んだ村」、「四国遍路と世界の巡礼」に「長尾町史」の五冊。

 

 帰りに、奥方に頼まれていた食材を買って帰る。ついでに、私のお昼のこれ・・・。

 

 どうにも迷犬ごんがドッグフードを食べてくれない。そこで麺の半分とおつゆをごんのお昼に与える。そうすれば大喜びで完食する。私が全部を食べる訳ではない。この容器を見るだけで、味噌汁だって、残飯だって大喜びをするのだから単純なものだ。

 

 今日は第二水曜日ということで、「民児協」の定例会。旧大川町役場だった建物。その二階が専用の会議室になっているらしい。

 

 毎月の第二水曜日の13時半から15時程度が定例会ということになっている。民生児童委員が15人と主任児童委員2名の17名という小さな会議。それに「社協」の担当者とかなんとかのお役人が入ってくる。

 

 ま、ほとんどが、お役所からのお願いやら指示伝達事項、ボランティアのお願いなど。それに研修会やら講習会やら運動会やらの参加要請。

 

 たってきのお仕事がこれ。「ひとり暮らしの集い」のご案内を配って歩くこと。私の担当区域からは6名。入所1名、死亡1名、入院1名、親戚預け1名、腰痛1名、残り1名・・・。平和でのどかな山里の集落だとのんきに引き受けたけれど、こりゃぁ、大変だ・・。

 

 78歳以下の一人暮らしは10人ほどもいるし、高齢化と過疎化が著しい地区。ぐるっと回ってきたけれど、庭先の花壇も荒れ放題。竹藪のタケノコはサルがかじり放題・・・。限界集落かなぁと思ったりする。

 

 こちらに籍はないけれど、遠く高松あたりから田植えに戻って植え付けをしてある田圃を見るとほっとしたりする。マチで働き、マチで暮らしながら、それでも、故郷の田圃を植えようとする気持ちに安堵する。

 

 主を失ったお庭には、季節が巡れば花が咲く。虫も来る。

 

  今日の掲示板はこれ。「恵まれすぎて人生をつまづいた人もあり 逆境から立ち上がった人もある」というもの。確かに過去から学んできた英雄とか成功者とかのなかにも、そんな人はざらにいるし、毎日毎日のニュースの中にもそんな人はごまんと居る。どちらだっていいのだが、最後には「しあわせだったよ」と死んでゆける人こそ、人生の成功者だと思っていたい。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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