まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

生かされて 今日のほほえみ 野のあやめ

2017年05月13日 | お役目ごくろうさまであらっしゃいます。

 さぬき市地方は湿った空気の影響で曇り、雨の降っている所があったが、次第に高気圧に覆われてくるため、夕方からは晴れてきた。気温は17.6度から24.5度、湿度は94%から78%、風は2mから4mの西の風が少しばかり。明日の14日は、高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 朝の散歩で「ハチク(淡竹)」を見つけてきた。で、早速に皮をむいてお鍋で下茹でしておいた。料理は奥方にお願いする。

 

 こうしておけば、どんな料理にでも利用できるというものだ。

 

 さて、来週の土曜日、5月20日の午前中、セトラ高松という住宅展示場で、「セトラ歴史講座」というものが、毎週第三土曜日に行われていて、今月は私に「講演依頼」が来た。

 

 会場はこんなもので、数人から十数人程度の講演会。昨年は二回ほど「出講」した。

 

 今回は「狛犬」を歴史的観点から、その伝達経路や、伝達理由などを考察するものである。

 

 狛犬の元祖である「獅子」は「仏教伝来」とともに、朝鮮半島から我が国にもたらされた。仏具や法具、寺院の装飾品や灯籠などの飾り金物として流行し定着した。

 

 その後、天皇家や貴族の間に「鎮子(重りを兼ねた装飾品)」として「獅子」が用いられた。

 

 その後、神社や神宮において、「獅子・狛犬」が神殿を守るものとして普及し始め、江戸時代後期には定着するようになり、明治の「国家神道」の潮流の中ですっかりと定着した。そういうお話になる筈。

 

 次いで、翌21日の日曜日には「NHK文化講座」の一行を、長尾寺から大窪寺までガイドする役目を仰せつかった。私たちは「お先達さん」ではなくて「観光ガイド」だから、宗教色のお話はしない。ま、お寺の歴史とかはお話しないと前には進まないのだけれど。

 

 で、私の得意分野がこれ。専門用語では「頂上仏面」というのだが、そんな難しいお話をしても受けない。

 

 つまり、このおじさんのような「ぶっちょうづら」のお話。上の、最頂部にある仏面は、「ブスー」としているので「仏頂面」というおはなし。

 

 そして、後部にある仏面は「暴悪大笑相」というお顔。

 

 世の中に起こるあまりの悪行の数々に、もう、大笑いでもって、それを打ち払うしかないという表情のことである。そういうお話をまとめていた。

 

  今日の掲示板はこれ。「よいことばかり いつまでも続かない 悪いことばかりもいつまでも続かない」というもの。町内の善楽寺さんの掲示板にあったもの。美輪明宏さんの「正負の法則」によると・・・「幸福ばかりの足し算の生活をしていると、やがて地球上の法則で恐ろしい引き算がどっと押し寄せてくる」し、 健康法の本とか願望実現の指南本を書く著者は、病気(特に癌)で早死にしたり、素敵な恋人を得る本や幸せな結婚の秘訣本を書く人は、夫が家を出たり、険悪 になり離婚するという法則」かららしい。丹波哲郎さんとの対談によると・・・人生は、正負の法則で成り立っている。世の中、良いことと悪いことは相対して 起こる。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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