まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

生かされて 臘梅の黄に 安堵する

2017年01月09日 | 今日はすっかりとアートの世界

 さぬき市地方は、気圧の谷や寒気の影響で概ね曇り、昼過ぎまで雨の降る所があった。午後からは晴れてきて明るくなった。気温は7.9度から11.8度、湿度は92%から、風は3mから6mの西の風が一時強く、香川県下には強風警報と波浪警報が発令された。明日の10日は、引き続き冬型の気圧配置となるが、概ね晴れる見込みらしい。

 

 この前から、集会場の横にこんな車が停まっている。で、今日はとうとう自治会の会員さんからクレームが来たので、県道の防災工事をやっている業者さんに注意をして、すぐに、この車を移動させた。着工挨拶もせずにやりたい放題の業者である。

 

 で、今日は休日だというので、坂出市番の州まで足を伸ばしてきた。正確には坂出市沙弥島字南通というらしい。そこにある「香川県立東山魁夷せとうち美術館」である。ここも香川県発行の「長寿手帳」を提示すれば無料で見学できる。

 

 2016年度第三期ーマ作品展ということで、一階が「風景歳時記 都の彩」というテーマである。

 

 館内はこんな感じ。ネットからの画像である。もちろん、館内は撮影禁止。一階では、春夏秋冬の風情を雅びやかに書き留めた、京都を取材地とした作品18点を見せてくれる。

 

 フライヤーにもあるこの絵は、「秋彩」というリトグラフで、京都の街の東側に位置する比叡山の山並みを描いた作品。夜明けの柔らかな光のなかで、白く桜の木々が浮び上る。なだらかな稜線を描く山の重なりや、遠くなるほど薄くなる色調には優美さが漂い、平安の昔から変わらないであろう「春はあけぼの…」の情景に、日本の美の源泉をみる。

 

 二階展示室では、スケッチや下図を中心に、日本画の制作過程を紹介しながら展示している(18点)。実際の風景と向き合った丁寧なスケッチや、入念な構図の検討を重ねた下図など、公開される機会の少ない貴重な資料である。それらは、描き直しには不向きな繊細な日本画の素材技法を以て、濁りや迷いのない画面を作り上げる魁夷の、全身全霊を傾けて行ったひたむきな作品への道程と言えよう。

 

 小さなスケッチから、「大下図」と呼ばれる下絵を経て、実際の絵となり、それが木版画やリトグラフへと展開していく。これは、「渓音」という木版画である。

 

 大下図は、日本画の完成作品と同じサイズで描く下図のこと。あらかじめ小さなサイズで十分に構図を練った後、大下図で確定する輪郭線を本紙に写して日本画の本画制作、彩色の過程が始まる。

 

 午後からは自治会の事務仕事。主なお仕事も終わったようなので、事務引き継ぎの書類や会計書類などを整備しておく。自治会総会は三月末なのだが、できることからコツコツと。

 

 活動報告書や次期当番表、会計報告なども整備しておいた。

 

 最近の時の早さには驚くばかり。この前にお正月を迎えたと思えば、早くも明日は10日。本当に「できることからコツコツと・・」だと思うばかり。

 

 今日の掲示板はこれ。「あらたまの年のはじめは祝うとも 南無阿弥陀仏のこころわするな」という蓮如上人のお言葉。時期が少し遅くなったけれど、お正月でうかれる気持ちをひきしめるように、蓮如上人は仰せになったのかもしれない。そしてまた、新年こそ、お念仏の始まりだよと云うとるのかも知れない・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。



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