まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

春の陽を 踏む毎日の いとおしく

2017年02月25日 | ひなまつり

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は1.7度から10.2度、湿度は82%から60%、風は2mから3mの西北西の風が少しばかり。明日の26日は、引き続き高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 この時期恒例になった「引田(ひけた)ひなまつり」が今日から始まった。例年だと、2月27日から3月3日までの期間だが、今年は2月25日からとなっている。このひなまつりも15周年を迎えることになる。

 

 今日は初日と言うことで、これから開店するお店も多く、朝の間はお客さんも少なかった。

 

 この人はまめに地元行事に参加される国会議員さんである。昨日か一昨日、国会で質問をしていたと思うのに、早くもここに立っている。

 

 元々、この地域では「初雛」ということで、盛大なひな祭りをしていた。それこそ、十畳間とか十二畳間とかを雛飾りで占めていて、家の者は狭い部屋で生活をしていた。子供たちは乳母車とか段ボール箱を提げてお菓子やみかんを頂くために「おひなさんを見せていたぁぁ・・」と、押しかけたものだった。

 

 それがだんだんとエスカレートしたために、申し合わせでやまってしまった。それを15年前から「まちおこし」ということで復活したもの。だから、初回には豪華な「引田ひな飾り」をそれぞれの家で展示したものだった。

 

 でも、近年は過疎と高齢化によるものか、展示の方法も変わってきたし、展示場所も減ってきたように感じた。

 

 こういう懐かしいラジオやテレビを並べたり・・・

 

 こういう骨董品を並べたお店もあるし・・・

 

 こうした石を積み上げ、貼り付けた精巧なひな人形まで登場した。この地には戦国時代後期の天正15年に生駒親正が引田城を築いたことがある。そのことを表現してあるとのこと。

 

 はまぐりとわけぎの飾り物。ともに子孫繁栄を願ってのものらしい。

 

 お昼は、かきあげうどん、450円を食べた。昨年はおいしいと思ったが、今回の感想はない。ま、開店直後だったからかも知れない。今日は全体の雰囲気を感じるために行ったようなもの。

 

 帰り道、湊川の土手沿いを走ってみた。木によってはきれいに咲いているものもあるが、全体的にはまだまだつぼみが多かった。

 

 早くも「お花見」をしている家族連れがあった。

 

  今日の掲示板はこれ。「まっすぐな木はまっすぐ使え 曲がった木は曲がったまま生かせ」という、いつもの荒了寛さんの言葉から。大工さんの基本中の基本の言葉。「上下を逆にはするな 木目を生かせ」。それは人間にも同じだろうし、金属でも同じ事かも知れない。しかし、世の中には不遇な人がいるもので、曲がった木は役に立たぬと捨てられてしまう。二宮忠八もその一人。「戦時中だから・・」と、言われ、「衛生兵の考えることではない」と却下もされた。ようやくに自費で飛行機を作り上げた時、すでにライト兄弟に先を越されていた。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。