善然寺よもやまばなし

横浜の浄土真宗本願寺派(お西)のお寺です。
電話 045-741-2351
http://zennenji.com/

いろいろの巻

2012-07-21 | Weblog

おはようございます本日は娘が更新いたします
昨日に引き続き、涼しい朝ですね~
うっかり風邪をひかないように気をつけなければなりませんね。

さてさて、最近、時どき「あれ・・・?」と思うことがあります。
何のことかというと、「色」の捉え方についてです。

私の職場(図書館)では、色々と「紙」を扱うのですが
その中でも頻繁に使われる紙の色について、不思議と意見が三つに分かれるのです

A. 白
B. 紫
C. グレー

の三つです。
まぁ「白っぽいけどほんのり紫がかって暗い(グレーにも見える)色の紙」
ということになんですけれど、利用者の方々にどう伝えるべきか悩みます。
ちなみに私はA. 白を支持しております

意見が分かれる・・・といっても、喧嘩になるとかそういったことは無く

「これ、どう見ても白じゃん!」
「いやいや紫っぽくない?」
「えー!?グレーだと思うな~」

という、やりとりをのんびり繰り広げたあと、

結局どれかに統一するのではなく「こちらの紙に記入してください」って言えばいいねとなります

色に対する見解の相違はこれ以外にもあって、友達とグレーみたいな緑色を見て
私・・・「この色はグレーだ!」
友達・・・「いやいや、緑!!」
とやりとりしたことがあります。
このときは結局、第三者に判断してもらい、判定は〈緑〉となりました。
数年後、その色を見たら「あれ?緑」だ・・・と気づきました(笑)
ちなみに、そのときの判定では〈緑〉だけど、
光の加減によってはグレーにも見える!ということになっております

こういったやりとりを繰り広げるたびに
「私って色を認識する能力が欠落しているのかな・・・」と少々凹むのですが
それと同時に
「同じものを見ていても、人によって見え方が違うのだなぁ~
と考えさせられます。
こういったことは、色の捉え方に留まらず色々な物事に対しておこると思うのですが
不思議だし、面白いですよね
時どき、誰かの頭の中をのぞいてみたくなります

と、こんなノホホンとした話なら良いのですが、
ちょっとした認識の相違がきっかけとなって
大きな【ひずみ】が生じたりすることって、悲しいけれどもよくありますよね。

自分の意見を曲げない!芯を貫く!!ということもなかなか結構すごいことだと思いますが
誰かの考え・見方・意見を「知る」ことって、かなり大切だと思います。
その中には受け入れられないこともあるだろうし、認めたくないこともあると思うけれど
まずは「知る」こと。
それだけで、「なるほどそういう捉え方もあるのか!!」と気付くことができるし
世界がぐーんと広がるような気がします。
といっても、なかなか上手くはいきませんが。。。

あら、なんだか話が広がりすぎてまとまらなくなってしまいました
ごめんなさい。

さて、冒頭に載せた写真についてちょっと書きます。
これは、私が小学生のときから愛用している色鉛筆です40色ぐらいあります。
今まで見たことない色(そして聞いたことのない名前)が沢山あって
初めて手にした時小さいながら感動と衝撃を覚えました。
それまでの私は「赤・白・黄色・青・緑・・・・」といった有名どころ12色ぐらいで世の中を見ていたように思います。

それが、この40色の色鉛筆と出会って
「黄色っていっぱいあるんだ~!!」とか
「こんな不思議な色(要するに淡い色)があるのかー!!」と微妙な色の違いを色々知ることができました。

自分の周りには、もっと色んな色があるんだー!!と気付いたときから
なんだか世界がより鮮やかになったように思います。
そして、色に対する興味が一段と増したように思います。

使い始めて十数年・・・・絵を描くのが苦手なうえ、
「もったいない!!」という思いが強すぎてなかなか減らない色鉛筆
でも、色の楽しさを初めて教えてくれたので
これからも大切にしようと思いつつ、今日はすべて綺麗に削ってみようと思います





コメント
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