浜田屋遼太

世の中のために何の役にも立たないブログ  お暇なお方は是非どうぞ(^^♪

旨いビールが飲みたい

2021-04-07 | 定年波止場

なにがうまいの、かにがうまいのといっても、結局のところお腹をすかせて食べるものが一番おいしいのである。

「すきっ腹に、まずいものなし」と昔の人も言っている。

「ウーン、このレストランのステーキの肉は、どうも旨くありませんな」

「そうですな、やはり○○レストランの松坂牛の炭火焼、あれは美味しいですからねぇ」

などと話しながら食べている人は、要するにお腹がすいていない人なのである。

山登りなどして、山頂で食べた梅干し入りのおにぎりが、いかに美味であったか。

大抵の人は記憶があると思う。

こういうときに、おにぎりを食べながら「ウーン、このおにぎりのコメはどうも旨くないですなぁ」

「やはり宮城県のササニシキか新潟県のコシヒカリで握ってくるべきだったですな」などという人はまずいない。

おにぎりの中身たる梅干しについて言及する人もまずいない。

山頂で食べるおにぎりは、とにかくうまいのだ。

とにかくうまいものを食べたいと思ったら、とりあえずお腹をすかすことだ。

それには、とりあえず運動をすることだ。

マラソン大会で走り終わった後、疲れた足を温泉につかってモミモミとほぐし、内と外がぽかぽかになった後、カラカラに乾いたノドに流し込む冷たい生ビールの旨さ。

あれこそまさに、アタクシのささやかな人生のなかでは、大きなヨロコビであったのだ。

ということで、まずは歩くことから始め、そして少しづつ走れる体制に持っていきたい。

BS3の旅ランを見てたら、急にそう思った夜であったのでした。

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年寄りの喜び

2021-04-07 | 定年波止場

昔は何の苦も無くスッと出てきた人の名前が、今はなかなか出てこなくなってきた。

特にタレントとか俳優、政治家とか小説家の有名な人ほど出てこない。

その人の風貌も、眉も、目も、声も、しゃべり方も、目の前にありありとクッキリ浮かび上がっているのに名前だけが出てこない。

ノドのところまで出かかっているのに出てこない。

同居ババと二人して、「ホラ、あの、その映画にあのもう一人のあの俳優と一緒に出ていて、ホラ、別の映画では渋い脇役で有名な…」

「うん、それ、その人」と全体として「ホラ」とか「あの」しか言ってなくて、特定しているのは「渋い脇役」だけなのだが、話は充分に通じているのだ。

なのに名前がどうしても出てこない。

二人がかりなのに出てこない。

昼頃こういうことがあって、夕方になっても名前が出てこず、夜になっても出てこず、フトンに入っても出てこない。

何だかノドにつっかえているようで一日中イライラし、寝ても眠れず、はなはだ身体によくない。

それが「あの映画に、あのもう一人のあの俳優と一緒にでていたあの人」の名前が分かったときの喜びは、はかりしれない。

余勢をかって、もう一人にとりかかり、ひょんなきっかけで名前が判明したとなれば、もう天にも昇る心境だ。

ノドのつっかえがいっぺんに取れ、頭のモヤモヤは消え去り、肩のコリは取れ、血圧は下がり、コレステロールは正常に戻り、γ-GTPは下がり、頻尿も収まる。

若い人では絶対に味わうことができない。

歳をとらなければわからない喜び、というものがあるのであった。

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