昨日は島原の乱のことを書いたので続き。
農民一揆は数あれど島原の乱は江戸幕府を震撼させた。みなキリシタンであること。しかも豊臣秀吉以来迫害を受けてきた浪人のキリシタン(キリシタン大名の配下だった人)が加わり、頭に天草四郎をたてそこに農民が加わった図式だ。天草四郎の父益田甚兵衛ブレーンだったのだろう。
侍たちが入った組織だから単なる暴動ではなく戦争として四ヶ月も続いたそうだ。
幕府をはじめ武士達は、これを契機にキリシタンへの憎しみが一層強くなり禁教と鎖国に進んでいくのである。
イラストは私が小さい頃盛んに写した挿絵家・伊藤彦蔵先生のものを写しました。