数回失敗し、板も4・5枚パイにした。そのわりに出来たものもこんなもんだ。
おふくろが元気だった頃、友人の友人の松本の寿司屋と一緒に小谷でおふくろのつくった「ささ寿司」を食べた。「これはうまい」と言ったが、店でつくったかはきかない。
食べ逃げだ。
「ささ寿司」は「謙信寿司」とも言われ、飯山の方ににも残っているらしい。小谷でも北の一部では夏につくる。現在はもうないかもしれない。
笹が防腐に役目をするそうで、遠征が多かった上杉謙信も重宝したのだろう。
色彩も笹の緑と卵焼きの黄色とデンブのピンクと保存したった薇の茶・・・・夏の食欲を誘う配置だ。