“渋谷の父 ”ハリー田西の占い研究所

自身のことを含め世の中の森羅万象を占い師・運命学研究家の立場からつづります。

ラッパルとはなんぞや?

2008年06月29日 22時34分38秒 | Weblog
本日過去のブログをつらつらと、だらだらと読み返していたのですが、
昨日ある方から、僕が6月12日の日記に、

「パパ、今年の夏休みはどこに連れて行ってくれるの?」
「う~ん、明日の潮路はラッパルまかせだな」

と書いたことに対して、非常に興味深いコメントが書き込まれていました。

通常ならば、さらりと返事を書くところですが、
へんなことに異常にこだわってしまう僕の性癖もあり、
あえてここにそのコメントを転記し、その検証をばしたいと思います。
アホでしょう?僕って・・・


ラッパルって何ですか? (sabui)

2008-06-28 12:16:41

初めまして HN sabuiですが、ラッパルが気になっていたので教えて頂きたいのですが・・
三田明の「若い港」に「ラッパル任せ 」ってありますが・・・ 
船に関係している言葉でしょうが・・
作詞者の宮川哲夫さんにも聞けないし・・・伝声管のことかなあ?


正直これにはびっくり!驚天動地!青天の霹靂!です。
僕は、これまで生まれて50数年間、「ラッパル」について、
「舵」とか「舵を取る人」という意味だと解釈して来ました。

また、そう勝手に解釈して、ろくに正確な意味を調べる事もせず、
そう思い込んできた自分が恥ずかしくなりました。

そうかぁ、伝声管ねぇ。それも一理あるとは思いますが・・・(詳細後述)

僕が、「ラッパル」という言葉を知ったのは、
同じく三田明の1964年(昭和39年)のヒット曲「若い港」によってでした。
いや、僕だけでなく、僕と同世代、ないしはそれ以上の人も、
この歌がきっかけではなかったかと思います。


 「若い港」
      歌:三田明
     作詞:宮川哲夫
     作曲:吉田正

呼んでるぜ 呼んでるぜ
 七つの海が
 早く来いよと 呼んでるぜ
 白いマストの練習船は
 錨あげたら スタンバイ
 ヨーソロ ヨーソロ ヨーソロ
 あすの潮路は ラッパルまかせ


僕などこの歌が大好きでしたから、
「ラッパル」=「舵」くらいにとって、
もう深い意味など考えるいとまもなく、
当時乗り始めた自転車をこぎながら
この歌を歌って快調に学習塾へ通ったものです。

そして、今回以上の経緯から、その「ラッパル」の意味をたどって、
さまざまな辞書及びネットを駆使して、その“真実”に迫ったのですが、
結局これだという決定的な答えは見つかりませんでした。

でも、その中で一番求めているものに近い答えは、
とりあえず「教えてーgoo」の中にありました。
で、それも転記・・・


三田明の往年のヒット曲「若い港」の1番に
 「♪明日の潮路はラッパル任せ」
というフレーズがあるのですが、
この「ラッパル」とはどのような意味なのでしょうか。
WEB上で検索したら
(1)フランス語のパル(友達)に定冠詞のラを冠したもの
(2)水泳のタイムのを計測する器具のようなもの
というようなものがヒットしたのですが、どうもいまいちピンときません。
因みに、この曲は海洋練習船というんでしょうか、
水産高校などの練習船をテーマにした曲ではないかと思われる内容になっています。
ということで、船舶に関係する機械の名称かなとも思うのですが、
どなたかご存じの方、ご教示ください。


という質問です。
そして、その答えは・・・


ご質問の歌は存じませんし,「ラッパル」という言葉も知らないのですが、
ちょっと思い当たるところがありますので回答させて頂きます。
海員用語で「ラッパル」に音の似た言葉として、「ラッタル」があります。
これは“ladder”が訛ったものらしく、「階段」のことを指します。
もしかしたら、これではないでしょうか。


とか、


当て推量ですが、No.1の方がおっしゃるように、
“ladder”が「ラッタル」になるのなら、
"rudder"(ラダー)も「ラッタル」に訛るのではないでしょうか。
これなら、「(船の)舵〔かじ〕、(飛行機の)方向舵」を意味するので、
「階段」よりは歌詞に合うように思いますが。


というものでした。
とりあえず、僕からすればこの後者の方の答えが、
かなり僕の意見に近い気がします。

結局、一番よいのは作者の宮川哲夫先生に直接訊いてしまうことですが、
宮川先生はもう30年も前に鬼籍に入られており、無理。

そこで最後に改めて、その「ラッパル」について、
僕なりの考えを述べさせていただきます。

僕は、この歌詞を冷静に見て、前後の文脈から「ラッパル」の意味を解釈すれば、
せいぜい、
①舵、舵を取る人②羅針盤(コンパス)③船長(キャプテン)④風⑤風を受ける帆
⑥船乗り独特の気分
といったところととるのが妥当ではないかと思います。
もうそこには正確な意味も訳もへったくれもありません。
こうすれば、歌詞の文意が通るというだけです。
とにかく作者の宮川先生が残した文脈重視とうことで・・・。

それから発起のコメントで、sabuiさんがお書きになっていた「伝声管」は、
「ラッパル」~「ラッパ」からの連想かなと思います。
それとも海員用語で「伝声管」のことを「ラッパル」というのでしょうか?
そういう言葉があるならば、もうこれで決まりでしょうが、
先の「教えてーgoo」のお答えだと、そういう言葉自体はなく、
sabuiさんの言い方も、そのへんの確証はないみたいですね。

ちなみに「ラッパ」はオランダ語のroeperから来ているという説があり、
おしオランダ語でroeperを「ラッパル」に近い感じで発音するのだとすれば、
これはかなり有力な仮説になりますね。
でも・・・

明日の潮路は 伝声管まかせ(伝声管から流れる命令次第の意?)

だと僕は意味が通りにくいかと思うのですが、どうでしょう。
つまり、伝声管を通して流れてくる命令に従って航海していくというんじゃ、
いかに練習航海とはいえ、なんとなく気分的に後ろ向きであり、
上からの指示通りに動きすぎという感じであり、
若者の航海らしい気ままさや自由闊達さ、清新さがなさ過ぎるような気もします。
あの白い海軍服に身を包んだ三田明のイメージが爽やかだっただけに・・・

というわけで、以上の点から、
「ラッパル」は、せいぜい僕が従来から勝手に解釈している
①の「舵とか「舵を取る人」というくらいの意味でとるのが無難じゃないでしょうか。
もちろん、そんな訳、意味があるかどうかは別にして・・・
まぁ、とりあえず、そう勝手に認定解釈させていただくことにします!

さて、これを仏壇返し、ちゃぶだい返しする新説、真実がありましたら、
皆様、どうぞご開示下さいませ。
その時はあっさりカブトを脱いじゃいます(笑)


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コメント (2)
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