午前中はポスティングとお餅つきのお手伝い。
お餅つきは、ご縁あって有機栽培にこだわる30代ママさんと包丁片手に
野菜スープ作りやら何やらとお手伝いさせて頂きました。
誰もが悩みを持ちながら子育てをしていく中で、食材にこだわったり、環境にこだわったり、
それぞれの考え方を共有しながら日々過ごしていく場づくりをしている主宰者のパワーに拍手です。
午後は、タバコ問題の会・千葉の総会で南相馬市立総合病院呼吸器科科長 神戸敏行先生による
「福島県の被災地における健康リスクの考え方」についての講演を伺いました。
福島県は、元々医師不足な上にこの震災で更に状況は深刻になりました。
神戸先生は、震災後家族5人で千葉から相馬に移住し、福島県を住み続けたい町にするために
日夜奮闘していらっしゃいますが、神戸の震災3年後に自殺が急激に増加したことを踏まえると、
東日本大震災から間もなく2年・・あと1年ですべきことがたくさんあるとおしゃっていました。
国に見捨てられ、避難20キロ圏内と圏外の住民のわだかまり、
ここで一生過ごすという複雑な思い、誤った情報によるデマに翻弄されながらも普通に生き
忘年会もしましたよ、と。
結びに、南相馬を自分たちの目で直接見て感じて欲しいと、講演を終えました。
健康リスクについては、被災地外と同じで、生活習慣病による様々な疾病を予防することが大切で、
心配されるセシウムは大人で80日、1歳児で10日で排泄されるので、
検査された食材を口にする事で内部被曝を避ける事が出来るという事が、
この2年間の相双(相馬、双葉)地区のデーターでわかりました。
様々な事柄を理解し納得して頂くには、まずは正確な情報や数字をきちんと整理し示すことから
始まると今日の講演を伺い再認識しました。